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幼馴染と花屋の娘  作者: ルイ シノダ
23/49

GWの約束(2)


大樹の意思とは、関係なしにGWは、やってきます。やって来ました。


―――――


カーテンの隙間から入る光、自然と意識が戻り始めた。

絵里奈と約束させられた。今日は麗香と、明日は絵里奈。一日空いて、桂さん。

次の日は、もうGW最後の日。こんなはずじゃなかったのに。


時計を見ると八時前だ。そろそろ起きないと。今日は、麗香と高尾山と温泉だ。

伸びをした後、カーテンを開けた。

おう、雲一つない晴れ渡った空だ。今日は、楽しく過ごせそうだ。


外出できる支度をして、階段を降りると、麗香が、キッチンで朝食を用意していた。


「お兄ちゃん。今日は早く起きれたんだ。後で起こしに行こうと思っていたんだけど」

「麗香と高尾山だ。目が覚めるさ」

「ふふっ、嬉しいな」


起きなければ、ベッドに潜り込み作戦しようと思ったのに・・。


「今日は、天気いいから楽しみだね」

「そうだな」



そして、僕達は、坂をひたすら上りながら、残すところ後、三分の一。

「麗香。休もう。そこの休憩所でお蕎麦」

これほど、体力を失っていたとは。自分に呆れつつ、妹に懇願。

「さっき、休んだばかりでしょ」

「しかし」

「さあ、もうちょっと」

「ええ~っ」


そして、展望台。

「もう、足が。帰りは、ゴンドラで」

「ゴンドラはダメ。リフトにしよう」


「えっ、リフト」

スキー場で上るリフトを下りでも利用している奴か。ちょっと怖そうだが。

「分かった」


へへっ、ぴったりくっついて居られるね。

「お兄ちゃん。危ないから、もっとこっち」


ぴったりとくっ付いた。顔もちょっとお兄ちゃんの肩へ。

「麗香、疲れたのか」

「うん、ちょっと」

「そうか」


横から、お兄ちゃんの匂いがする。汗に混じってこのまま寝てしまいそうに気持ちのいい感じ。


「麗香、もうすぐ着くぞ」

「あっ、はい」


温泉気持ちいいな。さっきは、お兄ちゃんの肩で、眠ったふりをして・・。

もう私、十七だよ。胸だってあるし、皮膚だって、こんなにぴちぴち。腰だって締まっているし。お兄ちゃん、ちょっとは、私を女性として見てくれないかな。


あーっ、気持ちいい。さっきは、さすがに疲れたけど、ここの温泉はいいな。高尾山の景色もバッチリ。

 麗香の奴、誰か、彼氏とかいないのかな。まあ、受験生だからそんな暇ないだろうし。普段見ていても勉強まっしぐらだからな。

大学受かったら、そっちにも気が回ってくれるといいが。でも、兄としては複雑だな。

さて、ゆっくりとビールでも。


一階の待合を見ても麗香は、いない。女の子は、時間かかるからな。

のんびりしていると、麗香が、温泉から出て来た。白い肌がピンク色に染まった感じでとても綺麗だ。

 我が、妹ながら、うん、美人だ。


「お兄ちゃん、何見ているの」

「いや、麗香だけど」

「ちょっとだけ、いやらしい目つきしていたよ」

「えっ、そんなことない。そんなことない」

「ほら、言い訳している」

「いやいや、そんな事よりご飯食べよ。どれ選んでもいいよ」

「うん」



帰りの電車の中で、麗香はずっと僕の肩に寄りかかって寝ていた。

横目で見ると、嬉しそうな顔して、目を閉じている。良い匂いがする。親が帰ってくるまでは、僕が親代わりだ。しっかりしないと。


明大前、下高井戸、三軒茶屋と乗り継いで自宅へ戻った。


「お兄ちゃん、今日はありがとう。とても楽しかった。これで勉強もっと頑張れる」

「無理しないようにな」

「うん」


今日は、幸せいっぱいだ。このまま、寝ようかな。明日からがんばろう。そう言えば、明日は、絵里奈さんと出かけるとか言っていた。


 絵里奈さんが、お兄ちゃんへの態度が変わったのは、絵里奈さんと一緒に遅く帰って来た時。多分・・。だよね・・。疑う余地はないか。


 嬉しいけど、寂しいな。お兄ちゃんを絵里奈さんに取られてしまうみたい。

私、どうすればいいんだろう。最後は、絵里奈さんでも・・・。


今、来ているのは、お兄ちゃんに選んで貰ったネグリジェ。ブラは付けていない。寝室行ってもいいかな。甘え次いでという事もあるし。


コンコン。

「入っていい」

「いいよ」


ドアを開けると、ベッドで携帯を見ていた。


「どうしたんだ。今日は、疲れたから、もう寝ていると思っていたけど」


「・・・」


じっと僕を見て来る。どうしたんだろう。


いきなりベッドの横の隙間に座り込んできた。


「お兄ちゃん。GW入る前言っていたよね。私が家事いっぱいしているから、今日はそのお礼だと」

「言ったけど」

「でね、今日の最後のお願いがあるの・・・。お兄ちゃんと一緒に寝たい」


「・・・」


「今日着てるいもの、全部お兄ちゃんが選んでくれた奴だよ。ネグリジェも。下着も。見せてもいいよ」


「・・麗香。どうしたんだ。何かあったのか」


「ううん。何もない。ただ、小さい時、お兄ちゃんと一緒に添い寝したこと思い出して、

 その・・。今日もしたいかなって」


顔を赤くしながら言ってくる。


「・・・」


「どうしても?」

「どうしても!」


お兄ちゃんが、ベッドの奥を開けてくれた。

「麗香が落ちるといけないから、壁の方に入りなさい」

「うん、ありがとう」


お兄ちゃんが、背中を私の方に向けて、

「じゃあ、寝ようか」


消灯した。


麗香が、ぺったりと背中にくっ付いてくる。とても柔らかい、そのままの感触。

寝れない。


体を意識してくっつけた。胸をぺったりと、腰も足もぺったりと。


「お兄ちゃん、起きている」

「・・・」


「こっちに向いて」


ただ頭を横に振る。とても無理。いくら妹でも、生理的自然の摂理には、勝てない。

とても、とても。兄としての威厳を保つためにも。


麗香が、手を回してきた。小さい頃から、一緒に寝ているとペタペタと触って来た。同じ事しているのか。

僕のお腹辺りを触っている。その手がゆっくりと下に・・。

さすがに手を握って止めた。


「麗香。いたずらはだめだよ。小さい頃は、気にならなかったけど。このまま寝よう。」


私は、手をお兄ちゃんのお腹に戻した。

「お兄ちゃん、好きだよ」

「俺もだ。大切な妹だ」


違うのに・・。


「もう寝よう」

「うん」



―――――


今日は、大樹君。ご苦労様。



面白そうとか、次も読みたいなと思いましたら、ぜひご評価頂けると投稿意欲が沸きます。

感想や、誤字脱字のご指摘待っています。


宜しくお願いします。


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