第6話:スキル
休憩を挟みながら自室(現在はダンジョンコアルーム)とダンジョン外になる廊下の境界線にあたる部屋の扉を往復すること約半日。
現在の時刻は午後19時。
外はすっかり陽が暮れてしまった。今までの人生で今日ほど歩いたことがあっただろうか。
否。
もう脚がパンパンだ。
流石に炊飯器は途中で元の場所へ戻した。午後18時くらいに・・・
そんなことよりも今はDPがどれだけ貯まったか確認する方が大事だ。
重たい脚を引き摺るように歩を進め、ダンジョンコアに触れる。
「(現在のDPは23135DPです)」
「よしっ!」
小さくガッツポーズを取り、さっそくアイテム交換をする。
アイテム交換をタップ、消耗品、魔道具、武器防具とある中から俺が選ぶのは消耗品だ。
なぜ消耗品かと言うと昨夜、ダンジョンコアの説明を一通り見終わった後、何気に見ていた消耗品の欄に俺が欲してやまないある物があったのだ。
消耗品をタップするとさらにファンタジーでは定番のポーション類の項目があるが俺のお目当てはそのさらに下にあるスキル類だ。
そう、スキルがDPと交換出来るのだ。
スキル類の項目をタップしてスキルを眺めていく。
気になるスキルを少しピックアップする。
・アイテムボックス3000000DP
・鑑定500000DP
・剣術5000DP
・体術5000DP
・身体強化5000DP
・地図3000DP
・索敵3000DP
・罠発見3000DP
・危険察知3000DP
・火魔法5000DP
・水魔法5000DP
・風魔法5000DP
・土魔法5000DP
・回復魔法5000DP
・雷魔法7000DP
・重力魔法7000DP
・影魔法7000DP
・闇魔法7000DP
・光魔法7000DP
・超回復30000DP
・幸運50000DP
他にも色々とあるが今日はこの中から取得するつもりだ。
俺は自分の好みで索敵と体術と身体強化、そして闇魔法を選ぶ。
すると俺の手のひらにガラスのびー玉のような物が4つ現れる。
「これがスキルクリスタル・・・」
初めて目にするスキルクリスタルに少し感動してしばし眺める。
そもそも、このアイテム交換はダンジョン内に配置するお宝の為の機能なのだが俺は私利私欲に使っていく。そして、これからも。
感動も鎮まり手のひらの上にあるスキルクリスタルを「使う」と意識すると淡く輝きとけるようになくなった。
確認の為、ステータスボードを開く。
レベル5 御影 優斗
スキル
・索敵Lv:1
・体術Lv:1
・身体強化Lv:1
・闇魔法Lv:1
新たに書き込まれた念願のスキルを眺めつつ、顔はニヤニヤとほころぶ。
さぞ今の俺は気持ち悪い顔をしていることだろう。だが気にしない。
なぜなら、こんなに嬉しいことは両親を亡くして以来、なかったことなのだから。
スキルを得た俺は今すぐにでも試したい衝動に駆られるが今からダンジョンに潜るには時間も微妙ながら、それ以上に脚がパンパンなのでやめておく。
これで本日の予定も終わったので明日の戦いに備えて体を癒すとする。
俺はダンジョンへ潜って無双する想像を膨らませつつ、まだお湯も入れていない、空のお風呂場に向かうのであった。
そして、明日こそが俺にとっての真のデビュー戦だと息巻きながらなかなか寝付けない夜を迎えるのであった。




