第4話:ダンジョンコア
「今日はほんと疲れたなぁ~」
お風呂からあがり、台所で冷蔵庫からよく冷えた麦茶を取り出し、ペットボトルから直接、口をつけて喉を潤す。
お風呂あがりの火照った身体に冷たい麦茶が行き渡るように感じる。
風呂あがりの一杯を終えて、今日は疲れたのでもう寝ようと思い戸締まりをして、二階にある自室へと階段を登る。
いつもと変わらない階段に廊下。部屋の扉を開けて、電気を付けると部屋の中心に見慣れないサッカーボール程の大きさの水晶が浮いていた。
「俺の疲れも相当だな・・・」
余程、今日の探索では精神的に疲れたのだろうと目頭をまぶたの上から軽く揉み、ついでに首をまわしておく。
そしてもう一度、目をかっぴらいて見てみる。
「やっぱり、あるな」
どうやら疲れが原因ではなかったようだ。
この不思議な状況に思考が追い付かない。
たっぷりと時間を掛けて考えるが何もわからない。
「何なんだよ、あの水晶・・・」
兎に角、このままでは落ち着いて寝ることが出来ないのでおそるおそる水晶へと近寄ってみる。
水晶までの距離が1メートルを切ったが何も起こらない。
意を決して手で触れてみる。すると不思議な声が頭の中に響いた。
「(ダンジョンコアを起動します)」
「ん?!」
今、ダンジョンコアって言ったよな?などと思っていると目の前の空中にディスプレイが表示される。
そして、そこにはこう表示されていた。
『ダンジョンコアの使用に関して』
「・・・・」
とりあえず、右下にある「次へ」をタップする。
・ダンジョンポイント(DP)について
・ダンジョンポイントの取得について
・ダンジョンの作成について
・モンスターの作成について
・ダンジョンポイントの交換について
・etc・・・
まず、ダンジョンポイント(DP)についてをタップする。
「(ダンジョンポイントとはダンジョンの作成やアイテムの交換、モンスターの作成の際に使用するポイントです。)」
「でしょうね・・・」
俺も人並以上にはゲームやアニメ、ラノベといったサブカルチャーは好きなのでDPと見た時点で予想は出来ていた。
その後、念のため上から順に説明を読んでいき、分かったことを簡単にまとめる。
まず、DPを獲得するにはダンジョン内に生物が侵入する必要がある。ただし、ステータスボードを所持し、レベルもしくは魔力がある生物に限る。
例えば、俺のレベルは現在レベル5なので俺がダンジョンに入るとダンジョンには5DPが加算される。更にダンジョン内で30分経つことに5DP加算される仕組みらしい。
・・・以上です。
他の説明はどうしたって?
ダンジョン作成やモンスターの作成についてはDPを使用して作成するという在り来たりな仕様であり、今のところ、ダンジョンを運営して魔王を目指すとか人類の敵になる予定もないので割愛する。
アイテム類の交換も同じようにDPを消費して、交換することが出来る。
そして、アイテムリストを見た限りではアイテムの交換には今後、お世話になると思う。
説明も読み終わり、どうして俺の部屋に突然、ダンジョンコアが現れたこと以外は理解したので寝ることにする。
ダンジョンコアを放置しておいても特に害もなさそうだし、細かい事は明日考える。
そうして俺は無事に布団へと潜り込み就寝することが出来た。




