第40話:ふたたび
ダンジョンの地下20階に潜ってから1週間。
その間、何をしていたかと言えば買い物にDP稼ぎと装備の強化に新たなスキルの取得に励んでいてあれ以来ダンジョンには潜っていない。
それと陽輝が『大地の旅団』にスキルクリスタルを渡してかなり感謝されたくらいだろうか。
渡した時にこんな大量のスキルクリスタルどうしたのかと聞かれたらしいが実は自分がレアドロップと幸運のスキルを持っていて結構簡単に手に入れられるようになったからと言い訳したそうだ。
正直それで納得するとは到底思えないが追求されなかったところをみるに色々と察してくれたのだろう。どう察したのかはわからないがそんな物分りの良い『大地の旅団』にはサービスでレアドロップと幸運のスキルクリスタルも追加で渡してある。上手くコンボになることを祈っている。
買い物は夜営の経験を生かしてテントから寝袋、バーベキューコンロやその他、必要そうな物と食料品も含めてなかなかの爆買いだった。
さて装備品の強化だが無事に変化した。
陽輝が買ってきた武器類はミスリル銀製にまで達している。
そして俺の幻影装備はというと。
『幻影のコート・改』
魔力を通すことにより幻影を3体まで作り出すことが出来き、回避行動に補正。また幻影シリーズを揃えることにより、影魔法の威力が2段階上昇し、幻影・幻惑・幻覚に耐性。
まず、名前に改が付いて幻影を作り出せる数が3体になり、威力補正が1から2段階上昇に変わった。
装備類の変化はこのくらいで次はスキルに移る。
新たに取得したスキルは俺が重力魔法に陽輝が飛翔魔法とお互いに魔法剣と夢の広がるスキルだ。魔法剣は剣に魔法を宿すのだが基本属性しか宿せないらしい。なので俺は闇属性のみで陽輝は雷と光属性に限られる。
それから魔道具の指輪はオークションで50万円で落札されたので陽輝と折半した。
長々と1週間の出来事を話したが今は何をしているかというと俺はパソコンで陽輝はスマホで何か面白い情報がないか探索者サイトの書き込みを見ている。
「なあ、優斗。」
「なんだ?」
「東京のダンジョンで不動の1位『剣聖』がソロでグリーンドラゴンの討伐に成功だってよ」
「ドラゴンか・・・どれくらい強いんだろうな?」
「さあな、でもドラゴンと言えばゲームでも最強クラスだし、すげぇ強いんじゃないか?」
「そうだな。俺もいつかはドラゴンを実際に見てみたいな」
「機会があれば、東京のダンジョンに遊びに行くのもありかもな。」
「そうだな」
「おぉ!宝箱からついに魔法の袋を確認だってよ!」
「俺達にはアイテムボックスがあるから今さらだな」
「そうだけど、冷めてるな~」
「そうは言われてもな・・・」
「へぇ~、大変だな」
「今度はなんだ?」
「アメリカが25階層のボスに3度目の挑戦だとさ」
「アメリカって言ったら軍主導で探索してるんだろ?それが2度も失敗しているってことは余程ボスが強いんだな」
「俺達もこの間、20階ボス倒せなかったしな」
「その為に有効そうな武器を揃えてきたんだろ?」
「まあな。アメリカは今日くらいには討伐の結果が出るみたいだな」
そんな何気ない会話をしていると異変は起きた。
『セカンドフェイズへ移行します』
ふたたび世界に響いた声は平穏を取り戻しつつあった日常をふたたび混乱へと向かわせる。
第1章 完
ここまで読んで頂きありがとうございました。
次の話からは第2章となりますが投稿に少し時間を頂きたいと思っています。
というのも話のストックがないのです( ;∀;)
長くても流石に1ヶ月はかからないと思います。
これからもよろしくお願いします。




