第26話:厨二衣装
初めてのDP稼ぎから1ヶ月、家に泊まり込みをしながら、陽輝と二人でひたすらにDPを稼ぐ作業に費やした。
その期間、全く探索をしておらず、家からもほとんど出ていないがその結果はこちらになる。
レベル18 御影優斗
スキル
・索敵Lv:10
・危険察知Lv:10
・気配遮断Lv:10
・棍棒術Lv:10
・剣術Lv:10
・体術Lv:10
・身体強化Lv:10
・カウンターLv:10
・威圧Lv:10
・影魔法Lv:10
・闇魔法Lv:10
・超回復Lv:10
・サイドステップLv:10
エクストラスキル
・地図
・アイテムボックス
・鑑定
レベル22 陣内陽輝
スキル
・索敵Lv:10
・危険察知Lv:10
・気配遮断Lv:10
・剣術Lv:10
・体術Lv:10
・身体強化Lv:10
・受け流しLv:10
・威圧Lv:10
・雷魔法Lv:10
・光魔法Lv:10
・超回復Lv:10
・サイドステップLv:10
エクストラスキル
・地図
・アイテムボックス
・鑑定
スキルが似通っているのは目指す方向性が似ていたことと、話し合って必要そうなスキルをお互いに取得した結果だ。
なぜ、回復魔法がないのかと思った人がいるかもしれないが回復魔法を取得してしまったら聖女的ヒロインのフラグを折りかねないという結論に至った為、取得は見送りとなった。
二人とも厨二病なので仕方ない。
「ステータスボードを見る度にこの1ヶ月間の努力が報われるな」
余程、サイドステップに飽きたであろう陽輝の言葉だ。
DP稼ぎを始めた当初は俺と同じようにヒイヒイ言っていた陽輝も今では1日で100万DP以上稼ぐ、DPランカーの仲間入りを果している。
ちなみにそのDPランカーは今のところ、俺と陽輝の二人しかいないけどね。
「そうだな。スキル面に関しては文句なしでチートだろうから後は装備だな」
装備についても話し合い、お互いにダンジョンで死にかけた経験からスキルだけでは安全面に欠けるとして、装備も整えることになっている。
「騎士鎧なんかのガチガチの装備も捨てがたいがやっぱりコートとかの軽装が良いよな?」
流石にちゃんとわかってるな陽輝は。
「間違いないだろうな」
実は俺が今まで装備品を整えなかったのには理由があった。
アニメやゲームの主人公みたいな格好を出来る事ならしたいと思ってはいたが一人でする勇気がなかった。だがしかし、俺はついに同志を見つけた。
勇気ある同志の名は陳内陽輝。
探索者として、すでに名前が売れている陽輝が率先して厨二衣装を着てくれれば、俺へと向けられる暖かい視線を減らせるという考えだ。
ビバ!勇者陽輝!
ビバ!同志陽輝!
脳内で陽輝を讃えてながらダンジョンコアに触れて装備交換ページに進む。
装備品から軽装備を選びタップ、軽装備からコートを選んでさらに絞り込み検索で属性を『闇と光』に絞り表示された画面を二人で肩を寄せ合い見つめる。
予算は二人合わせて1000万DP。
・白のコート300000DP
・黒のコート300000DP
・光のコート1000000DP
・闇のコート1000000DP
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・雷光のコート3000000DP
・幻影のコート3000000DP
・光輝のコート4000000DP
・常闇のコート4000000DP
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・聖天のコート8000000DP
・深淵のコート8000000DP
・煌輝のコート10000000DP
・混沌のコート10000000DP
「コートだけでもかなりあって迷うぜ」
「そうだな」
初見じゃないので知ってたし、もう俺の中では決まっているのだが一応、話しを合わせておいた。
「優斗はどれにするんだ?」
俺はこれにすると言って、『幻影のコート』を選択する。
「決めるのはやっ!?」
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『幻影のコート』
魔力を通すことにより幻影を作り出すことが出来き、回避行動に補正。また幻影シリーズを揃えると影魔法の威力が1段階上昇し、幻影・幻惑・幻覚に耐性。
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具現化した幻影のコートは黒地に裾の辺りに灰色の雲のような刺繍が施されていた。
手に取るや袖を通し、鏡の前に移動する。
うん、ジャージにコートは合わない。
「それ変だぞ。下に着る服も考えた方がよくないか・・・」
友人として的確なアドバイスをどうもありがとう。
ダンジョンコアの元に戻り、陽輝はまだ決めかねているようでうんうん唸っていたので自室に戻って、コーディネートを考える。
なんとか無難な感じにまとめると陽輝も決めたようでコートを手に持っていた。
陽輝が選んだコートは『雷光のコート』。これにするんじゃないかなと思ってた。
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『雷光のコート』
魔力を通すことにより、普段よりも速く動くことが出来き、回避行動に補正。また、雷光シリーズを揃えると雷魔法、光魔法の威力が1段階上昇。雷・光・闇属性攻撃に耐性。
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雷光のコートは白地に幾何学的な線が裾に入っている。
陽輝も早速、袖を通し鏡で確認する。
「・・・」
「コートの下にジャージは変だぞ。下に着る服はもっと考えた方がいいぞ」
「・・・」
友人として的確なアドバイスを送っておく。
その後、どうせなら装備一式揃えた方が断然格好良いのではという話になり、俺の幻影シリーズと陽輝の雷光シリーズを揃えるのに10日を要した。




