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姫路アリスの非日常的な日常  作者: 多岐川ノリ
ユニットバトラー予選
8/12

 試合の結果、最後にシズカが操縦するクサナギの集中砲火を食らった、ミスズが操縦するジェネラルが大破し、勝負の軍配はシズカに上がった。

 が、ミスズはこの結果に納得がいっていないようだ。

 「こんなのやってられないわ!チートよチート!反則よ!」

 まぁまぁ、となだめるイリア。

 でもどうやってこんな改造が認められたのだろう。

 「どうしたのアリス、次はあなたの出番でしょ?」

 「あ、そうだった!」

 私は慌てて次の戦いへと望む。

 結果私は無難に勝利を収め、決勝へと進むことができた。

 ついにあのシズカとの対戦である。




 決勝までには少し時間があった。

 ここでお昼休憩である。

 「で、あのチート野郎に勝つ作戦はあるの?」

 そう切り出したのはミスズであった。

 「いや、何も考えてないけど。」

 「あんた大丈夫?」

 「でもここで負けたとしても上位入賞者は秋葉原の決勝ラウンドに進めるんでしょ?それでも十分じゃん?」

 「それじゃあ、私が納得いかないのよ!あのチート野郎をブッ叩かなければ!」

 「ねぇ、話は変わるんだけど。」

 そう言い出したのはイリアだった。

 「この大会、予選を突破しても決勝に行くための旅費や宿泊費は自腹みたい。」

 「えーっ!初耳!」

 「・・・だって、ポスターの端っこに小さく書かれていたんだもん。」

 と言ってイリアはポスターを小さくしたパンフレットの端っこの方を指さす。そこには確かに小さな文字で但し書きが印字されていた。

 「なにこれ、虫眼鏡でも見ないと読めないじゃん。」

 「いや、それは大袈裟だけど・・・でもアリスにはそんなお金あるの?」

 「あるわけ無いじゃん!」

 だって、私の家は他のこのコロニーの一般家庭と比べて裕福ではない。コロニー間での移動も簡単にできることのできないくらい家計は苦しいのに、地球へ向かう費用なんてどこから出るのだろう?

 「はぁ~どうしよう。」

 「とりあえず、大会の関係者に話してみる?」

 そう言い出したのはイリアだった。

 「それしかないか・・・。」




 と、そのとき。

 会場内に大きな爆破音が聞こえた。

 「あれは・・・「神竜」?」

 神竜とはニューチャイナで採用されたユニットだ。どうやらその神竜が会場の天井を突き破って侵入してきたらしい。

 「見て、あの神竜の右手にいるの、シズカじゃない?」

 本当だ。遠くからでもわかる。あの派手な姿はシズカだ。これは誘拐?そんなことを考えているうちに神竜は会場の外に出ようとしている。



 そのとき、私の頭にはあるアイデアが浮かんだ。


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