質問
あっはっは、風邪の影響なのか自分で立てたフラグをへし折ろうとしてました(笑)
もうダメだ。
今回は短めです。
「お仕事お疲れ様で~す」
俺は仕事仲間にあいさつをして、休憩室に戻った。
「あっ、ミドリさん♡」
休憩室には、俺とミドリさんの2人だけ。聞くなら…今だ。
「あの!」
「ん?どうした?」
「……その…」
ええい!男ならズバッと聞いてやる!
「小白って人の事、好きなんですか?」
「えっ?」
ミドリさんは驚いている。……そりゃそうか。
「私は……」
「大丈夫です。全部言ってください」
「…ありがとう。小白は…私の愛する人だ。まだ告白はしていないが…いつかはしようと思っている」
「……俺では」
『ダメですか?』
そう言おうとしたのに…言葉が出てこない。だって、答えは見えているから。
「…すみません、何でもないです」
「そうか…」
「……あの!ミドリさんは、バイかレズかどちらですか?」
「レズだ。アオイは?」
「俺は…すみません、普通です」
「いや、謝らなくてもいい」
「はい…」
男でも女でも愛せるバイなら、少しは望みがあったのにな…。
「アオイちゃーん、ちょっと来て~」
遠くで俺を呼ぶ声が聞こえる。
「はーい。ミドリさん、俺、行ってきますね」
「さっき話したこと…」
「大丈夫です。誰にも言いません」
「ありがとう」
「では、またあとで」
「ああ」
「あら?どうしたの、それ?」
「えっ?」
「化粧、少し崩れてるわよ」
「あっ」
鏡を見ると、確かに化粧が少し崩れていた。
「美美さん、すみません」
「化粧直してきなさい」
「はい…」
俺は化粧室に…。
「何か悩み事あったら、貯めずに私に言いなさいよ」
「……」
やばい…まだ泣きそうだ……。
「美美さん…ありがとうございます。行ってきます」
ミドリさん、俺はあなたが好きです。これからもずっと…あなたを好きでいていいですか?