外伝! よどかけババアVSミイラジジイ 〜地獄の戦い〜
あらすじ:
時は不明、場所は地獄の一角。死後の世界で、恐ろしい戦いが繰り広げられようとしていた。ここは生死を越えた力が渦巻く場所で、どんなものでも蘇ることができる地。今、地獄の扉が開かれ、二人の強力な存在が対決を繰り広げる。
登場人物:
•よどかけババア: 死後もその存在を脅かし続ける恐ろしい老婆。生前、数多くの人々を呪い、命をもてあそんできた。その怒りと憎しみのエネルギーが、死後も力となり、今、地獄の軍勢を統べる存在となっている。
•ミイラジジイ: 生前の記憶がすべて朧げだが、その目には深い知恵と冷徹さが宿る。永遠の眠りから目を覚まし、よどかけババアに対抗するため、暗黒の魔法を操る。彼の体はすっかりミイラ化しており、その力は死を超越している。
ストーリー:
地獄の奥深くで目を覚ましたミイラジジイは、突然、空を覆う赤黒い霧を感じ取った。それはよどかけババアが放つ呪いの力だ。ミイラジジイは長年の眠りから覚め、目の前に立ちはだかる強大な敵の存在を感じた。
「フン、久しぶりに骨が疼くな…」ミイラジジイは呟く。
その瞬間、よどかけババアが姿を現す。地獄の風に髪と衣が舞い、目はまるで燃え上がるように赤く輝いている。彼女は周囲の空気を震わせながら、大きな声で笑った。
「お前もか、ミイラジジイ… どれだけ眠り続けても、私の力には敵わぬ!」
ミイラジジイは無言で杖を地面に突き立て、呪文を唱える。その力が地面を揺るがし、周囲の霧を払った。だが、よどかけババアは一歩も引かず、手を広げて呪いの波動を放った。
二人は激しくぶつかり合う。よどかけババアの呪いの力は目に見えない力でミイラジジイを縛ろうとするが、彼はその呪いを冷徹な目で受け止め、ミイラの力で反撃する。骨と呪いがぶつかり合い、地獄の空間が揺れ動く。
「まだ終わらんぞ、よどかけババア!」ミイラジジイが言う。
「甘いわ、ジジイ!」よどかけババアは冷笑を浮かべる。「私の呪いは死をも超える!」
そして、彼女は空中に巨大な黒い球体を形成した。その球体は、魂を引き寄せ、吸い込む力を持つ。ミイラジジイの力をも吸収しようとするその球体に、ミイラジジイは必死に立ち向かう。
だが、時すでに遅し。よどかけババアの力が爆発的に膨れ上がり、ミイラジジイはその圧倒的な力に飲み込まれそうになった。しかし、ミイラジジイはその瞬間、すべての力を集結させ、最後の一撃を放つ。
「死ぬなよ、よどかけババア…」
その言葉と共に、ミイラジジイの呪力が爆発し、空間を一瞬で切り裂いた。よどかけババアはその力に圧倒され、ついにその力を打破された。
エピローグ:
戦いは終わったが、どちらが勝者だったのか、それは明確ではない。地獄は再び静寂を取り戻し、残されたのはただの空間だけだった。しかし、どこかから聞こえる笑い声…それは、まだ終わらない戦いの予兆かもしれなかった。
次なる戦いが待っている…。
おわり