前書き オブ 偽りの歴史の終わり
歴史とは 勝者が残した自伝である
古い中国に義務教育などなく 貧困な者に知識を得る資格がなかった。
ゆえに 民衆に真実を知る術がなく 歴史を書き残せるほどの教養もなし
真実を隠し 自分に都合のいいように歴史を書き記させた統治者たちが思いにもよるまい
後世には 真実を求めるために奔走し続け
パズルのように情報の断片をかき集め 組み立て直す偉大なる考古学者が続出することを
そして その考古学者達の働きによって
歴史書に残された虚言が暴かれる日が来ることを
中国人の中にも 偽りの歴史に騙され 偽りの英雄を信仰してしまう人間が沢山いる
外国の方々ならなおさらであろう
かくいう私も つい数年前までそうであった
ふとした拍子で 偶然に真実のかけらに触れてしまい 大きな衝撃を受けた
歴史書に虚言が満ちているままでは 未来に命と魂をかけた英雄たちも浮かばれない
私は専門的な考古学者ではない ただの引きこもりだ
それでも 誰かが やらなければならない
ここに 私が知ってしまい 歴史書に照らし合わせ
ついに確信に至った 偽りの歴史のかけらを 書き残しておく
前書きは結構・・・うん・・・シリアスな感じに仕上がってしまったが
本文はたぶんもっと軽い雰囲気になると思います
まあ さすがにね?試験勉強ではありませんから せっかくなら楽しく歴史を知りたいでしょう
日本語は母語ではないが できるだけわかりやすく 楽しんでいただけるように
中国史という名の小説を 皆様にお届けしたいと思います
歴史好きの同志たちのご愛読を 期待しております