時
時間は人に平等に降り積もる
重なる年輪
繰り返しのような毎日
閉じ込めたままの感情
吐き出せない爆弾
辻褄を合わせるように日々に溶け込む
己さえ騙せる脳の回廊
その間にも
時間は人に平等に降り積もる
旅に出てみても帰ってみれば空っぽの内情
博識さの脱け殻 突きつけられた刃の先に
己の瞳が映すもの 大切なことはなに
その間にも
時間は人に平等に降り積もり
すり減っていく感情身体その他もろもろ
花に水をやり続ける毎日
夜は眠り朝起きる日ごとに
時が突然に終わりの鐘を鳴らすまで