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2人のシェルター  作者: 倉るて
始まりのための終わり
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EP8-4




またある日。




「はい。お誕生日おめでと〜!」




友梨がお祝いしてくれると言うから、私は居酒屋にいた。




あの後私とレイにあったことはほぼ全部話せる範囲で友梨には話してあった。





「私の奢りだから好きなだけ飲んでお食べ。」

 




『やった〜!ありがとう!』





「まっさか本当に付き合うとはねえ」





『だよねえ。私もいまだに嘘かな?って思うよ、幸せすぎて』





「夢だとしてもいい夢じゃん。でもきっと覚めない夢だよ。」




『覚めない夢って…なにその素敵な言い回し』





「でしょー!次回作で使っていいよ」




『不覚にもときめいた。覚めない夢かあ〜なんか幻みたいな感じもするし、現実ぽくもあるしいいなあ』





「そういえば同窓会のこと聞いた?」




『え!知らない』




「1/2になったらしいよ」




『めちゃくちゃお正月だね』




「みんな帰ってくる日にしたみたい」




『レイも実家帰るのかなー』




「ああ…確かに…。」




『ちなみにもちろん奴は参加するよね…?』




「ええ、残念ながら…。独壇場とばかりにしゃしゃり出るでしょうね。インスタも匂わせと自慢のオンパレードだし」





『そうなの?』




「あらご存知ない?」




『ないですぅ』




「お見せしますわね」





見せられたインスタには


【ご報告】

この度、私事ではありますが


と婚約の報告がされていた。



写真が何枚も続いていて、


新居のアパートの写真、2人揃いの指輪の写真、これまでの記念日の写真、旅館のお揃いの浴衣の写真、海で向かいあった写真などが載せられてた。





『いーーーなあーーーー』





「はあ!?いーなあとか言うな!絶対あいつの前で言うなよ!?あいつを気持ちよくさせんな!」




『だって…私はできないもん』





「あ、待って。一周回って見下してる?」





『ん………えっ!??違う!!違う!!ほんとに!!』




「それまじ危険だから!!この話題で天然出すなよ〜地雷だぞ」



ケタケタ笑ってテーブルを叩く友梨。







「きっつー…この指輪だけの投稿も見てほしい」





ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



彼氏が頑張って婚約指輪をプレゼントしてくれたっ

おばかさんだから本当に給料3ヶ月分の指輪にしたらしい( ; ; )

いつの時代の話だよって思ったけど指輪のデザイン可愛いからゆるす!

しかも何にもわかってないからこんなでかいダイヤついてるやつwwww

こんなでかいダイヤがついてると女の人は家事しにくいんですよ〜って教育も忘れなかった私偉いwww

この指輪のブランド、キャバ嬢しか買う人いないと思ってたけど本当に買える人居るんだって感じだし、それを買っちゃう彼氏もかわいいんだけど(笑)


みんなの指輪も見たいなあ〜

ちなみに重ねて付けてるリングは結婚指輪だよっ


コメントで指輪教えてね!

でも今時わざわざ婚約指輪とか準備する古い人いないか?笑


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー






『お揃いかあ〜いいなあ〜』




「だから気持ちよくさせんなって!」




『美優ちゃんも怒ってた?』




美優ちゃんは前回の飲み会でもずっと助けてくれてた元ヤンの仲良しだった子。




「美優は元キャバだからこの投稿みてゲラゲラ笑ってたよ。このブランドで100万以下の指輪買うくらいなら違うとこで買えよって言ってた」



『え、なんでなんで?』




「そもそもここすごい高いブランドらしいから、このブランドで100万以上のもの買わなきゃここで買う意味ない?みたいなこと言ってた。」




『あー、なるほどね。それぞれのブランドの真骨頂!集大成!みたいなものじゃないってことか』




「そうそう、そんな感じのこと言ってた。成美は世間知らずだからブランド名だけでマウントとってるみたいだけど。」




『ワインが美味しいお店でハイボール飲むみたいな感じ?』




「そうかも!うまいね、例え。」




『えー…でも私も浮かれたら無知だしこうなるかも…』




「そしたら友達やめるかもぉ〜♡」




『そんなこと言わないでよぉ!!!?』




「嘘だよ、そんなわけないじゃん。これまでの行いだよね〜この子の場合。この間小さい忘年会あったみたいでさ。そこでも言ってたみたいだよ"まりあ可哀想だから男紹介してやんなきゃなあ〜"って。」





『やだなあ〜。また絡まれるのかなあ〜』




「私と美優も居るから大丈夫だよ。絡まれてるの見てても面白いけど。」




さらっと最後最低なこと言ったこの人。




「今度はどんな角度で攻撃してくるんだろうね〜」




ニヤニヤする友梨と作戦会議みたいになってお酒がすすむ。




でも私前ほど成美のことなんとも思わなくなってる気がする。

だってそんなにバカにしてくる人以上に私を愛してくれる人がいるから。












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