EP7-13
2人でベッドに入ると、
「そうだ。今のうちに言っておく。
12月10日にヒョン達が日本にくるからその時会いに行くと思う…」
『えっ…?』
「この休んでる期間で大切なもの増えたし…そろそろケジメ?付けにいかないと」
『そっか…1人で大丈夫…?私も…』
「ううん、まりあはここで待ってて。」
『う…ん…。』
少し距離と寂しさを感じた。
「そんな顔しないで。もう僕が帰ってくるところはまりあが居るところなんだから。」
『…どれくらい?』
「んー、いつも日本に来てたときは1週間くらいまとめて日本の仕事してたから、それくらいかな…?ヒョン達がこっちに居る間は僕もそっちにいるつもり」
『12月10日?もう来週だね…』
なんだか寂しくて、ぎゅーっとレイを抱きしめた。
「ふふっ、寂しいんだ?可愛い」
『クリスマスには帰ってくる?』
「それはもちろん。一応明日自分のスマホからヒョンに連絡するよ。」
『んじゃあその前に優ちゃんのお店で髪綺麗にしてもらおうか』
「うん、僕もそう思った」
『ね…。』
なんとも言えない不安が押し寄せる。
「ねえ、なんか不安になってる?」
『なんで?』
「泣きそうな顔してるから」
『そんなことないよ!寂しくなりそうだなーって思っただけ』
よく気付く子だなあ、と思いながらまた抱きしめた。
「おやすみ、まりあ」
『おやすみ、レイ』
それから私たちは毎日一緒に眠った。
「一緒に寝ないんじゃなかったの?」
とレイはイタズラに笑うけど
『会えない分も一緒にいないと』
って素直に言うと痛いくらいに私を抱きしめた。
さらに
「会えない分もしておかないと」
と言って連日連夜、私を暴いた。
そして件のスマホはレイに返した。
行ってほしくないから渡したくないなんて言えなかったし。
これ以上何かを望むなんてバチが当たっちゃうから。
もう優ちゃんの言うとおり流されることにした。
なるようになるし、
ならないようにしかならないから。




