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2人のシェルター  作者: 倉るて
明々白々
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EP6-5





「まりあ。」




遠くで名前を呼ばれて、

なんとなくテレビの音も聞こえ始めた。




「まりあ、眠いだろうけどお風呂入らないと」



ぼんやり目を開けるとすっかり髪も乾いて部屋着に着替えたレイに膝枕されていた。





『あれっ…』




身体には毛布が掛けられてる。



いつの間にかしっかり寝ちゃってたみたい…




「お風呂上がって起こしたけど起きないから、しばらくそのままにしてあげようと思ったんだけど…」



『ありがとう…布団掛けてくれたんだ…』



「うん。寒そうに丸まってたから」




体を起こして時計を見れば23時になりかけていた




『まずい…お風呂入らなきゃ』




『あ、そうだ。』




お風呂に向かう途中で引き返して



『明日、私午前中に打ち合わせで少しお家空けるね』



「何時くらいまで?」



『お昼過ぎに終わるかな〜…』



「どこで打ち合わせ?」



『今日お買い物したところの近くかな、駅前だよ』



「……一緒に行こうかな。」




『打ち合わせ終わるまで待つのに1人で大丈夫?』



「うん、それは大丈夫。」





確かに今日さんざんお買い物したけど誰にもバレてる様子無かったかも…




『わかった、じゃあ一緒に行こう』






レイが頷いたのを見て私はお風呂に向かう。





なんか少し身体がだるい気がする。


ちょっと嫌な予感するし早めにお風呂を済ませて、寝ちゃおう。







心なしか腰がすでに痛い…



髪も乾かし終えてリビングの薬箱をガサゴソと漁った。




「どうしたの?」


すぐ後ろからレイの声が聞こえる。




『んー?常備薬あるかなーって』



「体調悪い?」



『ううん、そういうんじゃないんだけど…あぁ、明日買わなきゃだ…』



「大丈夫?」



『大丈夫、大丈夫!』




私の肩に手を添えて、心配そうに私を見ている。




「明日休んだら?」



『いやいや、そういうのじゃないよ!でももう今日は寝ようかな。おやすみ、レイ』



「おやすみ。」





この眠気は間違いない。ヤツがくる。


明日の朝1回分の薬はあるし、一応枕元に置いて起きたらすぐ飲めるようにしておこう。




レイは心配そうに、階段を登って行く私を最後まで見守ってくれていた。



優しいんだなあ〜




と口元が緩むのを感じながら私はベッドに体を沈めた。










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