EP6-2
『今日は良い気分転換になった?』
「うん、なったよ。ありがとう。」
『またお出掛けしようね』
「デート?」
『デートしてくれるの!?』
「うん、まりあさえ良ければ」
『やったあ!私は良いでしかないよ!』
次は何着て行こうかなーとか話しながら夕飯も食べ終えて食後のお茶タイム。
お風呂までの時間、リビングのソファでテレビを見ながら2人でのんびりする。
リビングは広いし、大きいソファをコの字で置いてるのに2人同じソファで隣同士に座るのがいつの間にか当たり前になってた。
なんとなーく気になって、今日はいつも座る方と反対の端に座ってみた。
それなのにコーヒーを持ったレイは当たり前のように私の隣に座った。
場所を決めて座っているというより無意識に私の隣に座ってると思うとなんだか可愛くて仕方ない。
さすが愛されマンネ(末っ子)だ。
『ねえねえ。その髪色すごく似合ってるよ。レイがオーダーしたの?』
「いや…僕は明るくままで?ってしか言ってない」
『"明るいままで"ね。日本語で?龍樹くんとお話できた?』
レイは私の足に掛かったブランケットを掛け直してくれながら
「うん、まあ少しだけ。ゆっくり話してくれたから」と答えた。
『すごいね。毎日上達してるもんね日本語』
「まりあと日本語で話したいから」
『韓国語でも別に良いのに』
「でも2人で話してるスピードは早くてついていけなかった。」
『2人って?』
「まりあとゆうちゃん」
また"優ちゃん"だ。
『だって優ちゃんは日本人だもん』
笑って答えたけど、レイが欲しい答えじゃなかったみたいだった。
『優ちゃんの名前よく出すね?どうかした?』
「まりあが…《まりあがあんな風に話すのみたことない》」
あんな風に?とはどう言う事なんだろう。
はしゃいでたってことかな…
『だって優ちゃんは…』
と言いかけたら
「好きな人?まりあの。」
『まあ好きだけどー…うーん』
親友…ではあるんだけど。なんていうかレイは男の子で、優ちゃんは女の子だからそりゃ話す内容もテンションも変わるというか…
「《僕と住んでて大丈夫?》」
『え!?大丈夫だよ、もちろん』
レイはなんの心配をしてるんだろう…優ちゃんに追い出されると思ってるのかな。それで不安になってるのかな。
優ちゃんはレイの事情も知ってるから、別に転がり込んできたどこぞの悪い男とは思ってないし、なんなら私たちの関係を期待して面白がってるに近い。




