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2人のシェルター  作者: 倉るて
毎日少しずつ
47/121

EP5-5




話題を変えて色々話してると、

視界の端にレイが見えそうになった。

けど、あえて視界に入れないようにした




完成まで楽しみにするんだ…


見ちゃいたいけど完成してから見るんだ…




「見たいの我慢してるでしょ」



と耳元でこっそり言う優ちゃん。



『いま自分と戦ってる…』



「かっこいいというかエロさ増してるよ」



『ネタバレしないで…!!!』





ドキドキしちゃうから気を紛らわそうと思って雑誌を開いた。




「『あ。』」



と優ちゃんとハモる。





「まりあのトラウマのジュエリーじゃん」



笑いを堪えながら言われる。




「ほんとにあれからジュエリー付けなくなったもんね」




『確かにね〜あんなに心踊らされてたのに』



「まだ気にしてるの?」




優ちゃんが言ってるのは、私がジュエリーを買わなくなった理由。




『なんか好きで買ってるのに勝手に惨めなキャラにされるの耐えられなくなっちゃってさ〜。言い返すのも疲れちゃうし』





「なんて言われたんだっけ?」




『ジュエリーとかは貰うもので自分で買うものじゃないって…。自分で買う人居るんだ〜って言われた』



笑いながらその話をすると、優ちゃんも思い出したように"そうだった"と苦笑いした。




「俺は僻みだと思うけどね〜。」



『それなら可愛い僻みだね。自分で買ったことないって言われてから、そういうもんなのかなってなんとなく気が引けちゃって』



「買ったやつどうしたの?」




『全部ママにあげたよ』




クリスマスに向けたジュエリー特集のページをパラパラとめくる。




「まだハロウィンも終わって11月になったばかりだというのに気が早いね〜雑誌は。」




『違うよ、金額が金額だから準備期間も含めて早めにしてくれてるの!』




「なるほどね、俺が買ってあげようか?」




『ほんと?助かる』

「嫌に決まってんだろ」


『ぶぅー』



自分で言っといてなんだよ、と思ったけど

そりゃ恋人いるもん恋人と買うよなあ〜





「どういうの好き?」



『自分で買うとしたらカジュアル使いできるハード系買っちゃうんだけど、貰うとしたらなんでも嬉しいなあ〜…私に似合うって思ってくれたのかなーってなんでも喜んじゃう』




「目に浮かぶ。なんでも喜びそう』









最後の仕上げで髪の毛を巻いてもらってる途中にレイが先に終わる気配がした。



龍樹君に案内されて、フロアを出てフロントの方に2人で歩いて行く雰囲気を感じた。





「こっちももう終わるから」



と龍樹君に言って、ヘアオイルを髪に付けてくれる。





『色可愛いね』



「まりあに似合うと思って。色は落ち着いて見えるけど、ピンクっぽいような赤っぽいような感じ」



『これ何色?』



「んー…強いていうならカシスピンク…いや、チェリーブラウンかな。韓国アイドルっぽくて可愛くない?暗いところだと赤っぽくもみえて可愛い。」



『ありがとう〜!』




「顔周りもこんな感じで落ちてくるとオフェロな感じで若作り丸出しにならないし」




『うるさい、若作りはタブーなの。言われるんだから』










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