表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2人のシェルター  作者: 倉るて
雲の隙間から
39/121

EP4-8





『《レイは?買う物決まった?》』



そう聞いた私にニッと笑って数枚の本体引き換えカードを見せた。



『《こっちも!!??》』



最初に言ってたハードとは他に、他社のハードの引き換え券まで手に持っていた。




「《これやりたくて》」


とソフトを見せる。



『《私もこれ気になってた〜!!私も見たいからやる時リビングでやって!》』



リビングでやってね、だなんて夫婦みたい………

と自分の言葉で妄想に浸ってしまう



そんな私を他所にレイはうん、と頷いて

私の前に並んでたアクセサリを指した。




「《可愛いね、お姉さん好きそう》」





『《お姉さん?》』




とわざとらしく聞き返す。




「《…………まりあが好きそう》」




『ありがとう…』




なむなむと手を擦るとその手をパシッと叩かれて、

恥ずかしそうな顔をするのもまたいとをかし。




レイはニヤニヤ笑う私を一瞥して、私の目の前にあったクマシリーズを次々と手に取った。



ケースとスタンドとシリコンカバー。



『《なんでスタンドとシリコンカバーも?》』



「《シリーズで揃えた方が可愛いかと思って》」



『《たしかに…》』




レジで引き換えの商品を準備してもらっている間にカバンから財布を取り出そうとすると、財布ごとカバンに押し戻されてしまった



「《なんで財布必要なの?これは自分が欲しいものだから当たり前に自分で払うよ》」



『《だって、くまのやつ…》』



「《いいよ、それくらい》」




それくらい、と簡単に言うけどあの3つだけで6000円くらいするのに…




『《私より年下のレイに買ってもらうのっていいの…?》』




「《年下とか関係ないでしょ》」





レイは店員さんの言ってることがわかるのか、"はい"、"大丈夫です"、"ありがとうございます"と韓国っぽさのない発音で応答していた。



本を買って勉強してるのは知ってるけど発音までこんなに上手だとは思っていなかった。




箱本体に持ち手をつけてもらい、

大きい紙袋と一緒に両手いっぱいで店をあとにした。




『《早くお家に帰ってセットしたいね!》』


シリコンカバーも付けたいし、ポーチだって一回使ってみたい…!





レイも心なしか少しウキウキしてるように見えて私までウキウキで帰路についた。







評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ