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2人のシェルター  作者: 倉るて
雲の隙間から
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EP4-5



車を降りてもソワソワする様子もなくレイはパーカーの襟を長い人差し指でクイっと引っ張って直して、私の隣に並んで歩いた。



カートに手を伸ばした私の手を制して、カートを一台持ってくれる。この自然な優しさに私はとことん弱い。

なぜなら少女漫画脳だから




『ありがとう』



そのカートにカゴを置いて早速店内に入る。



背が高い彼には少しカートが低そう


それもなんだかかっこよくて胸に刺さる…




店内の奥を見渡すようにして


「《これ全部食料品のマートじゃないよね?》」



『《そう、ここはいろんなテナント入ってるよ》』



ゲームセンターとか服屋とか化粧品とか、雑貨屋にホビーとかCDショップとかまあ、いろいろ




そう答えると


「《ホビー?》」




『《そう、ゲームとか子供用のトイ》』




「《いきたい》」




キャップの下の目をキラキラさせてレイは言う。




絶対ゲームだな、と思いながら笑いを堪えて、

わかった買い物終わったらねと言った



観光客のようにカップラーメンとかお菓子のコーナーを興味深そうに眺めたりしてるのを見てるとすごく微笑ましい。




「《これ知ってる、韓国のyoutuberが食べてた》」



『《食べてみたら?》』



うん、と頷いてカゴに入れる様子は子供みたいでまたキュンと胸が締め付けられる…




可愛い…息子と買い物行くとこんな感じなのかな…

なんでも買ってあげたくなっちゃうな…






レイは本当になんともないかのように買い物を済ませた。




『《一度車に買ったもの積んじゃおうか》』



「《そうしよう》」




車の鍵を開けるとまた率先して車に積んでくれる。




『《重いものばっかり買ったのにありがとう》』


と苦笑いで言うと、


ふふんとでも言うようにニッと笑う。


会計まで彼にさせてしまった。


お米とか日用品とか私の家で使うものたくさん買ってしまったのになんだか申し訳なくて、なんとなーく居心地が悪い





そして買い物中もキャップの影から、彼の瞳が私を見つめてるのが不思議だった。


家の中ではなんとも思わなかったのに

改めて外に出て、私達以外の人が居る空間でも彼が私を見ていることが不思議だった。






















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