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2人のシェルター  作者: 倉るて
君が居ないこの世界じゃ
113/124

EP9-12



そこで友梨が

「あの話ししてよ、生理の時の!」



友梨はその話が好きらしく、美優ちゃんとりなちゃんがどういう反応するのかも見たい様だった。



「なに?生理って?」


『あのね私が生理痛重い時があってね…』



 そうして生理痛が酷い時にレイがしてくれた事の話を簡単に話すと、美優ちゃんは頭を抱えて俯いてしまった。


りなちゃんは「やばぁーーー!」と目をキラキラさせている。



「美優わかるよ、まじそうなるよね。やばくない?これ聞いちゃうとさ、この後婚活するウチらどうしたらいいのって感じだよね」


「尊すぎない…?そしてその指輪?あんた前世で国とか救いでもした?徳積みまくった?」


『どうだろ、そうかもしれない気もしてる』


「旦那の身長は?」


『187cm』


「ガリガリ?」


「ガリガリじゃないんだよ!背中逆三角形で男らしいし、ゴリラでもないバキバキの筋肉質なの!まじで抱かれたいの友梨も」

横から真面目な顔して入って来た友梨。



「はあ!?そんなの神話だろ!」


「まじで土下座して一回抱かれたい…。いい?」


『やめてよ!良いわけないでしょ』


「だって友梨だって情熱的に求められたいんだもん…」


「ほほお?情熱的…とな?」

名探偵りなちゃんがニヤニヤしながら参戦してくる。


「詳しく。詳しく。」

美優ちゃんが指でテーブルを叩きながら急かしてきた。



『やだ!そう言う話はしないって決めてるの!』


「減るもんじゃないんだからー!」


「そうだそうだー」


ブーブー文句言う友梨と美優ちゃんに呆れてため息をつくと、りなちゃんが笑った。


「いいねぇ。新鮮だねぇ。」


「誰に似てる?芸能人で例えると」

美優ちゃんがそれなら、と言わんばかりに話題を変えて掘り下げてくる。



『誰だろうな…』


「ファ○ナルファンタジーに出て来そうな顔してるよ」


「はぁ!?イケメンじゃん!」


友梨はスマホを操作すると何かの画像を美優ちゃんとりなちゃんに見せた。



『ちょっと!何見せてるの!?』


「2人の後ろ姿」


あ、まあ後ろ姿ならいいか…

一度乗り出した身体をまた引っ込める。


「もうこの写真でもわかる。絶対イケメンのやつやん。」


「うわあ~足なが〜い」


「手なんか繋いじゃって…そしてこれよ」


「「お揃いのブレスレット!?」」


「羨ましくない?なに?お揃いって」

友梨は訳がわからないとでも言う様に両手をあげて首を傾げた。



「旦那くん、全部の写真あんたのこと見てんじゃん」


『え!?うそ!?』


「ほんとだあ〜、もうずっと見てたいんだろうね〜」



言われて初めて気付いた。

レイは私が彼を見てない時でもずっと私を見てたんだ。


恥ずかしい。



「なんて呼ばれてるの?」


『なんて…って…普通にまりあだよ。』


「呼べ!ここに今すぐ!その旦那を呼べ!」


『無理、今仕事で韓国にいるから』


「なんっってタイミングの悪い!!」



根掘り葉掘り矢継ぎ早に質問されるけど、皆んな揃いも揃って気にするのそこ!?と言いたくなるような質問ばかりで答える私もだんだん面白くなってくる。



「ガーガーうるさく話すタイプ?」


『んー…?いや!無口なわけでもないしなー…でもどちらかというと聞き上手…かな?』


「日焼け男子?」

日焼け男子が好きな美優ちゃんがギラリと目を光らせて聞いてくる。


『白い。私より白いかも』


「でも体中お絵描きだらけだから色白っぽさもないよね」

友梨がしれっと言ってのけてしまう。


『ちょっと!』


「え?これ内緒?!」


内緒なわけじゃないけど情報として別に必要じゃないというか。


「もうそれ私のもろタイプじゃんー!」

美優ちゃんがうわー!と言いながらテーブルにおでこをくっつける。


『なにそのリアクション』


いまだ顔を上げない美優ちゃんを見てゲラゲラ笑いながらりなちゃんがお酒を差し出した。



「まあ飲みなはれ。」


「たまんねぇ…。ぜってータイプだぜ。」


『美優ちゃんのタイプってどんなの?』


「あんたの旦那を色黒にしたような男。」







いいなぁいいなぁと溢しながら美優ちゃんは割り箸の袋ををいじり倒していた。







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