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第4話 重なる失敗

ついに!

ほのぼの笑いありのエルフィー王女が登場。

しかも母親であるリリア現王女との風景も。

400年の計画は果たして…!

2話の続きから



* あーーーーしまった!*



と、慌てていそうな謎の声が耳の奥に残ったのであった



* ど、ど、どどうしよう!!*


* 取り合えず神様に報告しなきゃ!*


とっさに天界へワープするこの子


神様が500年前に言った


: だから、もしもじゃよ。わしもちとこさえたい者がある。:


その者である。


名は男神シルフィーオ


神と人間のハーフであり、男神である。


その妹が天界で転生儀式を行っていた。


そして神はその媒体となる子供を儀式にて過去を覗き探していた。



神殿は最奥が神様の儀式を執り行う場で、妹は左の奥で兄は右奥、中央は会合や茶会場として使われる。


エルフィーやモーゼンが居る場所はその隣の家である。



* 大変だー!*


遠くから聞こえてくるやヴぁいやつ。


: な、なにごとじゃー!今大事な儀式中じゃ!静かにせんかい!!!:


# おにーい!うっるさい!集中できないでしょ!!#


遠くから罵倒されるダメ兄シルフィーオ。


* はぁはぁ、やっちゃいました!*


# はぁ?何がよ?取り合えず一から説明して。#


* 過去の時間間違えちゃった…*


神様: はぁ?

女神ミルフィーア# え?


# 取り合えず1個じゃないんでしょ?全部教えて!!#


* あ、うん過去の時間が18年前になって…*


: はぁ、シル…それ一番駄目なやつじゃ。:


# で、まだあるんでしょ?あとは?#


: エルフィーちゃんのこと忘れてて…:


# はぁ!?あんた馬鹿じゃないの!?一番近くにいるのに何で忘れてんのよ!#


* 地上で儀式してたでしょ?*


神様: はぁ~:

女神ミルフィーア# はぁ~#


詰まる所目の前の人たちだけ飛ばしたという…


中央に居るシルフィーオに聞こえるほど大きなため息だった。


: ミルやーーーー:


# なーにー?おじいちゃーん#


: おじいちゃん言うな!わしは神ぞ!:


# それより大変でしょー!どーすんのー?#


: 転生主をエルフィーに出来んか?:


# 無理無理の無理!リンク先めっちゃ遠くてもう目の前に居るし!#


: 今すぐ切っても:


# あ、着いちゃった地球って星だわ。18歳の女の子探すから待ってね#


: 駄目じゃー!戻ってこいー!


# ……#


: シル、ミルフィーアは?:


* あ、もう精神移動してて倒れてる…*


: 予定変更じゃ!シルフィーオ!エルフィ呼んで来い!お前の儀式部屋使うぞ。


シルは家に向かい、モーゼンとエルフィーに事情を説明し、シルフィーオの神殿に集まった。


: モーゼン、エルフィーよ、すまない。二人を18年前に飛ばさなならん。エルフィーは事前の通りにしてくれれば良い。:


モーゼン「私は何を?」


: 心苦しいがお主が勇者一行で魔王討伐に出るまでの間の5年しか無いのじゃが、フェイク、フィナ、メルニーの誰でも良い。誰か一人でも多く会い合言葉と魔王と交わした約束を調べて欲しいのじゃ。:


モーゼン「何故ですか?18年後合言葉を得るんじゃ?それに私は8年後には魔王と対峙してしまう。」


: 18年後じゃ遅いのじゃ。彼らが育たん。そして今彼らは、赤子もしくは胎児じゃ。到底合言葉を覚えてるとは思えん。:


モーゼン「わかりました。カインとブルームは国家騎士で動けないでしょうから、メイナと私で捜索してみます。」


: うむ、頼んだぞ:



神は一人で魔力を注ぎエーテルを媒体に呪文を唱え始めた。


注ぐ力を最大にし呪文を唱え続ける


目を見開くと同時に二人の意識は消え抜け殻となっていた。



: シルフィーオよ、二人を家に運びベットで横にして、管理しなさい。私とミルフィーアは多分当分目覚めぬ。お主が頼りだ。上手くいけば未来は改変され、二人の意識も戻るだろう。:



     ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



一方…


/ う…うーん/


# あら、お目覚めかしら?#


/ こ、ここは…あ、そうか、私死んだんだね。/


# 信号無視の車にはねられて、通常走行していたトラックに挟まれて。現場見る?#


/ あなた趣味悪いわね。そんなもの見たいと思うの?/


# まぁ、普通はそうよね。で、本題なんだけど。このまま、この地球で輪廻する?それとも別の星でやり直したい?#


/ 輪廻?あーあれか。地球で赤ちゃんか、別の星で赤ちゃんかって事?/


# 地球で赤ちゃんやるなら、地球の神にお願いするけど、別の星なら多少優遇出来るわよ?#


/ 因みに地球の神だとどうなるの?/


# 輪廻って知らない?新しくやり直すの、生命を。すべてリセットして。#


/ また勉強しなきゃいけないのか。やだな。/


# ならあたしの星に来たら?今の知識そのまま、少しだったら顔も可愛く出来るわよ?まぁ、赤ちゃんだけど。#


/ 質問良い?/


# うん、いいわよ#


/ もう生まれてる子になるの?それとも体内から?/


# 確か生まれてるはず、なので名前は変更不可能ね。#


/ そう、因みに人間以外って居たりするの?/


# そうね。亜人種、エルフ族、ドワーフ族、フェアリー族、魔人族、龍族ね。#


/ 嫌な予感が物凄いするのだけど、今回の私がなるのは人間なんでしょうね?/


# あーそこ聞いちゃう?残念、でもどの種族よりも強いからチート能力付きよ?#


/ 種族言わない辺り、かなりヤバそうね。やっぱ地球で良いかな?/


# あ!あーあーわかった!分かったから!まず種族は魔人族。でも人間容姿で人間として生活できるわ。ほら見て、この子が18年後の貴方になるの。#


手渡された少し大きめの手鏡には、現在精神の無い眠ったエルフィーが映っていた。


# 更にもう少し調整してあげるから、もっと可愛くなるわよ?#


/ うーん…なーんか裏があるような良い物件すぎる。でも、あ、あれ…ん?/


# 沢田桃子さん、いいえ、あなたはもうエルフィーよ。#


/ え…あ…ちか…らが…は……い……/


# 同期完了♪このまま18年前に、ごしょうたーい!#



こうしてミルフィーア自身も転送完了されたのであった。




     ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



♪ (ん-はっ!上手く体が動かせないわね)


リリア王女「まぁ、起きたのねー」


そう言いながらほっぺたをツンツンしてくる。


♪ うーあー♪


♪ (思っても喋れないのは苦痛ね。でも、久々にママ見れて嬉し。)♪


リリア王女「ちょっと待っててねー今ミルク作ってくるからねー」


そう言うとリリア王女は部屋を後にした。


♪ (しかし、体が全然動かないなー。筋力が無いからなのかな。そう言えばこの間、誕生日だったんだよね…ん?)♪


脳内計算中…


♪ (あー!生後21日目ってこと!? そりゃ無理よね。)♪


脳内保管が完了して数秒後リリア王女が戻ってきて、授乳タイム。


♪ (なんだか照れ臭いけど、こういう記憶って無いから…)♪


と同時に涙が(こぼ)れていた。ケープの下だったお陰でケープが吸収してくれてバレずに済んだ。


♪ (ん?出なくなった?取り合えず離れてみるか…)♪


口から離すと、リリア王女が反応してくれる。


リリア王女「あら、もう終わっちゃったかな?じゃぁ、あとはこれ飲んでねー。」


と、用意済みの哺乳瓶を口へ


すかさず、パクリっ!


♪ (もう片方は出ないのかなー…まぁ考えても仕方ない)♪


そして授乳時間が終わると、首のあたりを抱えられママに抱っこされ背中をトントンされ始めた。


♪ (こ、これなに!?この状態で寝かしつけるって事?ん?あれ何か胃から込み上げて来るものが…)♪


リリア王女「トーントン、まだかなぁ~トーントン。」


♪ (あ、まって、これ…あ…ダメッ)♪


けぷっ


リリア王女「エルフィー、良く出来ましたね~。お上手ですよ~。」


そう言うとベットへ運ばれ、指を触ってくれたり頭を撫でてくれたり、時間はあっという間に過ぎていく。


♪ (あれ、目が…)


リリア王女「ソロソロおねむの時間かな~。」


と胸をトントンし始める。


♪ (あぁ…ママ…大好き。)♪


そして眠りにつくのであった。



     ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



赤ちゃんの時や小さい頃は当たり前だが、大人は気が付いてしまう。


♪ (ん~あーおトイレ行きたい…)♪


体を動かそうとしても動かぬ体。


♪ (!!!赤ちゃんだから動けない!でも行きたいトイレ…出ちゃう…)


頭は大人、体は赤ちゃん…我慢も限界


♪ (んんんんんーーーーーはぁーーーーー)♪


オネショという背徳感、我慢からの解放…


そして下半身への広がる温もり。


エルフィーは変な階段を上ってしまったのであった。


が次の瞬間、頭の中に声が響く。


/ (きゃーーーー!ナニコレ!)/


♪ (ちょ、あなた、誰なのよ!私の中に勝手に入り込んできて!!)♪


/ (え?私は…エ…エルフィー?)/


♪ (何言ってんの!?私がエルフィー!本物!正真正銘!ホ・ン・モ・ノ!)♪


# (まぁまぁ、落ち着こう、取り合えず落ち着こう。)#


♪ (あれ、その声、ミルフィーア?)♪


# (正解ー!数時間ぶりだね?エルフィー。)#


♪ (どうして貴方がここに?)♪


# (実は手違いで、エルフィー本人は居ないと勘違いしてて)#


♪ (はぁ?あなた、神様から聞いてないの?)♪


# (じーつーはー…聞く前にリンクしちゃって、もう一人の子と取引始めちゃったんだよね…アハッ)#


♪ (アハッ、じゃない!どうすんのこの状況!)♪


# (取り合えず落ち着こう。悪い事ばかりじゃないし…ね?)#


♪ (まぁ、どうせ戻れないんでしょ?)


# (さっすがエルフィーちゃん!分かる―ニコッ)#


♪ (ニコッてる場合ですの!?仕方ないわね。まず、もう一人私を名乗る方が居たわね)♪


# (うんうんー。その子は沢田桃子さんで違う星の人で、年齢は18歳。)#


/ (ごめんなさい。私、名前がって思うとエルフィーとしか思い出せなくて。)/


♪ (いいわ、どうせミルフィーアのせいでしょ。貴方は今後は桃で名乗りなさい。)♪


/ (えぇ、じゃぁ、私は桃、高校3年生。7月7日生まれのかに座。血液型はA型。趣味は裁縫と野菜育てる事。それと…)/


♪ (待って待って!取り合えず情報過多よ。知らない言葉も多すぎ!高校って何よ?)♪



桃のことを一つ一つ説明していき、状況整理の為ミルフィーアとエルフィーが話し合い、ある程度落ち着いたころ。



♪ (あのさ、1個変化が起きてるんだけど、良い?)♪


# (なぁに?エルフィー)#


♪ (この子の映像、見えてないって事は寝てると思うのね。で、赤ちゃんの私が眠いと、さっきまでは眠かったのだけど、今は全然眠くない!)♪


# (私も今の所は全然眠くない。かな?)#


/ (……zzz)/


♪ (反応無いね。)♪


# (全くないね。寝る前って時計とか見た?)#


♪ (見てない。というか首もまともに動かない。なんせ生後21日目だからね。)♪


# (桃ちゃん腕に何かつけてるね、何だろう。)#


♪ (え?ミルフィーアは桃を視認できるの?)♪


# (あ、もしかしたらだけど。私と桃はエルフィーの姿知ってて、3人居るって認識できてるけど、エルフィーは桃を見たことが無いから、視認できないのかも。)#


♪ (んあんですって!…なんかズルイ…。私も桃が見たいですわ!)♪


# (後でいろいろ試してみよう。)#


♪ (でも、桃は私の知らないこと沢山知ってて、正直同じ年齢には思えなかった。)♪


# (さっきは桃に質問攻めでそう思っただけ、桃はエルフィに聞きたい事多分沢山あると思うよ?)#


♪ (そうかな?私、環境が環境だし、あまり世間知らずなのかもって…)♪


/ (…ん…うーん、なんか…!きゃーーーー)/


♪ (桃!どうしたの!?落ち着いて!何!?)♪


/ (おしめ…替えられてる…)/


# (赤ちゃんなんだし、当たり前じゃない)#


/ (いや、あの、あ、えっと)/


♪ (桃?何どうしたの?見えないし分からないんだけど?)♪


/ (んーーーー!催した…)/


♪ (え?さっき出したわよ?おしっこ。)♪


/ (…そ…そ…そっち……じゃない方。)/


♪ (桃…)♪


# (全員、洗礼を受けるわ。諦めましょ。)#


/ (いやーーーーーー!)/


おぎゃーおぎゃー


リリア王女「あらあら、すぐ終わりにしますからねー」


そう言って刺激を与え、促すリリア王女であった。




それから数時間再び寝ていた桃だったが…




/ (ん-、まだ私の番なのかしら…おなか空いてきたわ)/


# (私は空腹感も他も感じないわね。)#


♪ (私も桃と変わってからは眠気も空腹感も無いわね。)♪


/ (見る限り、夜中なのかな真っ暗で何も見えないわ。でも寝息は聞こえる。)/


♪ (泣けば良くない?赤ちゃんなんだし。)♪


# (そうそう、赤ちゃんなんだし。)#


静かな空間に鳴り響く


キュルルルル~


/ (は、はずかしーーー!死にたい!)/


♪ (ちょ、ちょっと私を殺さないでよ!?泣いて呼べば大丈夫だから。)♪


/ (うー…でもー)/


# (だ・い・じょ・う・ぶ・だ・か・ら!みんな経験する!)#


キュルルルル~


桃はこの後5分位説得され続け、泣き叫ぶのであった…


おんぎゃーおんぎゃーおんぎゃー

まさかの、3重人格者。最初の企画段階では2重人格ミルフィーアはそのままの予定だったんだけど、

思い付きでやってみたら指が思いのほかスムーズに動いて良かったかなと思います。

次回はあの子にスポットライトが当たる!

:神様

*シルフィーオ

#ミルフィーア

♪エルフィー

/沢田桃子(桃)

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