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第2話 平和協定作戦会議

これまでの経緯、魔王の考えと神龍、そして神の意向を教わった。

その上で魔王、神龍、神が用意していた計画。

食い違う人間側、魔族側の被害の軽減案を妥協案へ変更する協議。

各々の役割分担等々。

そうして三日が過ぎていた・・・


作戦会議は3日に及ぶものだった。


・過去10年前に戻り修行し直す。

・現世とは違い魔王軍は人間領の3国家を襲撃する。

・過去から5年後に侵攻を開始するがまずは人間国民を魔王領へ、随時避難させる。

・制圧後は魔族領(仮)として魔族軍駐留と魔族国民が駐留する。

・人間が死ぬのは貴族と反抗する兵士、王国内部の反発組織のみとする。

・勇者一行は15歳になったら命名式になる為、それ以降は3国の脅威を排除とう、2年間は魔物や盗賊、魔獣と対峙してスキルアップを図る。

・10年目に魔王と対峙し交渉し和平、対等、協力協定を結ぶ。その際の妥協案として魔王の首も視野とする。


これが勇者側に提示した作戦である。




これに対し魔族側は・・・


・戦闘員、非戦闘員を選別し居住区画を分ける。

・非戦闘民の戦闘行為の禁止。した場合は重罪とし国民へ見せしめを行う。

・戦闘民は国境沿いにて生活をし、5年後までの一切の戦闘は控える。進行を受けた場合は限りではない。

・5年後の侵攻後は魔王直々の命に従い戦闘を行うものとする。歯向かった場合はその場で処刑。これは四天王も有効であり、四天王が勝手に命令できないものとする。

・勇者一行が15歳になった以降は人間側の盗賊や貴族を利用し勇者一行に処理させる。正し、勇者一行が死なない程度に増援軍出来るものとする。

・10年目勇者一行と対峙し和平、対等、協力協定を結ぶ。その際の妥協案として魔王の首も視野とする。場合によって龍の介入を有りとする。




そして龍族側は・・・

・基本介入はしないが、人間以外の人的被害に対応。

・奴隷や人身売買組織の調査等

・和平、対等、協力協定の仲介と脅威アピール




そんな感じにまとまった。



     ■■■■■■■■■■



4日目・・・

いよいよ過去に戻る時



◎ 記憶が残るのは最終的に誰だっけ?


フェイクが口を出すと・・・


フィナがすかさず


✟ 魔王様、神の龍様、私達3人とエルフィー王女の6名です。


" 流石だ。フィナよ。3人とも、合言葉は忘れるでないぞ。それぞれ違うのだからな。"




" フェイクはホクレイドールへ直ぐ向かい、フィナと合流後メイナに会い、合言葉を言えばあとは従ってればよい。あと、騎士団加入希望して剣術、体術など学びつつブルームとカインの部屋の場所を調べておいてくれ。フィナとメルニーの為には最重要事項だからな。"


◎ わかったぜ!と勢いだけで返事するフェイク。




" フィナはフェイクが来たら、懺悔室の向かいにある図書室一番奥の一番左棚にある小さい背表紙の無い本の取ってその隙間を覗くのだぞ。それまでにはそこに通信機の代わりとなる羽飾りを置いておく。無い場合は数日粘ってくれ。"


" その後はフェイクが勇者認定後カインと出会えるはずだ、カインに合言葉を伝えよ。カインの指示通りに。一番最後に合言葉を伝えるタイミングになるが大丈夫か?"



✟ 大丈夫です。過去に戻ったら日記にこの事を記し、合言葉も分からないように工夫して記しておきます。


" うむ、勇者認定後はカインと会えるはずだ。毎日でもフェイクに確認して良いからな。あとは通信機で私に質問疑問はするが良い。気兼ねなくするのだぞ。必ずその場で回答するのでな。"


✟ 分かりました。ありがとうございます。




" さて、最後にメルニーよ。10年前は魔術師協会所属だから基本そこで学びつつ、フェイクがフィナと合流したらメルニーも合流しブルームに合言葉を伝えよ。お前の合言葉はお前自身の飛躍的進化に繋がるはずだ。"


〇 なんだろう、取り合えず分かりました。



" して4人目だが、ドモは駄目だ。ブルームの息子だが気が弱くフィナやメルニーを守り切れんだろう。先の戦いでもメアリーと同じラインに立っていた。戦士なら前で防がねば意味が無い。フィナかかメルニーを死なせたくないのであればお勧めはせん。"


" なので4人目は私が選出してやろう。

西地区の宿屋の子供、ドドルという名だ。雑貨屋でバイトしてるはずだ。商人志望で盾持たせたら右に出る者はおらんだろう。剣もというなら騎士団のゼナーレだな。"


" どちらにしても、3人で話し合って決めるが良い。"



フェイク◎ はい!

フィナ✟ わかりました

メルニー〇 ありがとうございます




" では良いか?儀式を始めるぞ。"



    ■■■■■■■■■■



静かに・・・ただ静かに・・・



魔王が注ぐ魔力の流れ。



かすかに光る魔法陣。



だんだんと浮かび上がる円陣の中に六芒星・・・



左上に赤い柱の光



右上に青い柱の光 



左下に緑の柱の光



右下に黄色の柱の光



下に黒い柱の光



そして最後に上・・・私たちの正面 白き光を纏いし龍の神



ふと見上げると柱の上にそれぞれの龍の姿。


白き柱の光の上には神の龍ではなく人型だと確認できた。


何か口をパクパクしている・・・


多分詠唱しているのは人型の何か。


フィナを見ると、膝をつき十字架を両手に持ち、目を瞑り祈りをささげているような


あぁ、フィナの様子を見て確信した。


あれは真なる神なのだと。




: 過去への輪廻 新しき未来に光あれーーー! :




ふっと体の力が抜け意識が飛ぶ瞬間・・・



*あーーーーしまった!*



と、慌てていそうな謎の声が耳の奥に残ったのであった


2章は、これから起こる事や各自の役割が把握しやすいように短めにしてあります。

これから起こることにズレが生じ始めます是非予定と現実のギャップをお楽しみください。


新登場

神様 :文章:

謎の声 *文章*

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