表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

第1話 魔王の真実

登場人物が多いため、セリフは「」ではなく、セリフ前頭に記号を付け分かりやすくしようと思います。

また複数人一斉に発言したシチュエーションの場合名前は入れますが、名前とセリフの間に記号を入れますので、極力分かりやすくなるよう改善する予定です。

その他、軍勢の声や、猫などの動物、ストーリー上出番の少ない者は「」で、セリフ前に名前入れて対応いたします。

" よく来たな、勇者フェイクよ。"


◎ やっと着いたぜ、魔王さんよ!お前には言いたい事は腐るほどあるが、こっちも余裕ないんだ。とっとと終わらせて…


そう言う勇者の言葉を無視して、魔王は右手を右壁に向け呪文を放った。

ーーヴォイドランサー。ーー


勇者フェイク◎ なっ!!


慌ててその方向を見ると、右壁には縦5メートル奥には数十メートルの空洞ができていた。


" 勇者フェイクよ、何故私が魔王城ではなくこんな洞窟に招待したか、理解できるか?"


◎ わっかんねーよ!どうせ生き埋めか共倒れ目的だろ!


そう言うと、フェイクは剣を握り直し戦闘体制に、すかさず戦士のドモ、魔法使いのメルニー、聖女フィナが武器を構えた。



" やれやれ、勇者と言うのは人の話を聞くのが苦手なのかな?"


と同時に右腕を戦士に向け、再び呪文を唱えた。

ーーエアリーヴォイドアロー。ーー


勇者が目をやる速度より早く戦士の胸は貫かれ、その場で倒れた。


◎ ドモっ!


直ぐに勇者フェイクは駆け寄ろうと魔王から目逸らし走り出し始めたが、魔王はそのまま魔法使いメルニーに腕を向け呪文を唱えた。

ーーエアリーライトボール。ーー


声に目をやろうと魔王に視線を動かそうとした瞬間、ものすごい速度で光の弾が横切り魔法使いメルニーに直撃した。魔法使いメルニーは吹き飛ばされ、洞窟壁に叩きつけられ口から吐血し意識が無くなっていた。


十 メルニーさん!


聖女フィナは直ぐに魔法使いメルニーに駆け寄り治療を開始を始めた。


勇者フェイクの方は、その後景を目の当たりにし、足が止まっていた。



" 勇者フェイクよ、実力の違いが分かったかね?今のお前では私を倒す事は愚か、仲間を守ることすらできない。相手の力量も把握できず無闇に飛び込むのは無駄死にするだけだ。”


◎ そんなこと言ったって、あんたを倒さなければ争いは続く。決して逃れられない戦いってのが俺にはあるんだよ!


◎ それにドモは…ドモは死んじまった!仇取らなきゃ報われないだろ!


 魔王は少し沈黙してから、口を開いた。



     ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



" 人間と魔獣は2000年以上争い続けてきた。しかし昔は言葉を理解することも出来なかった。今は会話出来ているのは何故だと思う?"


◎ それは人間を騙したり貶めたりするためだろ!死ぬ寸前命乞いをして騙す奴だっていた。


" 確かにそういう魔獣や魔物、魔族も居る。だが人間族の言葉に統一する理由はそこに無い。"


 そこで回復の終えたフィナが口を挟んだ。


十 ではなぜ、魔獣や魔族は本来の言語まで捨てて、人間の言葉を使うようになったのですか?


" それは、人間と魔族が共に歩む未来を作るためだ。"


!!!


間髪入れず勇者フェイクが反論する。


◎ そんな馬鹿な、そんな話に騙されるか!


◎ 現在進行形で争いは続いているし、現に対立している!


あとを追うように聖女フィナが反論する。


十 そうです。あなた方魔族は度々我々人間領に攻撃を仕掛けてきているではありませんか?


" あれは仕方の無い事なのだ。決して人間領に攻撃してはならぬと止めていたのだが、四天王の三人が勝手行動してしまっていて手に余っていたのだ。"


◎ 信用できない!事実、お前は俺の目の前でドモを殺している!


" 確かに、今までも勇者一行は必ず一人は殺していた。"


目を覚ましたメルニーが口を開く。


〇 殺していた?殺していたって何?



     ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



" 10年前、勇者一行の魔王討伐隊が編成され、魔王討伐したと、勇者のカイン、戦士ブルーム、聖女メイナが帰還したのは知っていると思う。"


◎ ああ、賢者モーゼンの死で有名な伝説だ。


勇者フェイクは口にした。


◎ 何でも死闘に死闘の末の勝利だとカイン様やブルーム様は仰ってたな。


◎ フィナはメイナから何か聞いてないか?


十 メイナ様は当時のお話は全くして下さらなく、ただ、生ある限り死もまた訪れる。しかし、死を許されず生かされてる者もいると。


ここで魔王が再び口を開く。


" その通り。カイン、ブルーム、メイナ、モーゼンはここに来た。そしてモーゼンを差し出し、生かされココから帰った勇者達だ。"


フェイク◎ なんだって!

フィナ十 !!!

メルニー〇 どういう事!?


3人が一斉に声や反応を示した。


魔王は続けて話し始めた。



" 私は千年以上生きている。一度も勇者一行に負けたことなどない。私がその気になれば、世界全土を掌握できる力が常にあったのだ。"


〇 そんな…そんなに強いなんて…。


メルニーはあからさまに落胆していた。


" 勇者フェイクよ、前勇者カイン、ブルーム、メイナ、モーゼンは着いて早々に口にしたぞ。次元が達がう…とな。そして彼らと話をした。今までどうして来たか…これからの事など。"


十 これからの事・・・


小声ながらにフィナは呟いた。


" 2日間、彼らは一通りの話を聞くと、私の提案通り1人差し出した。"


◎ まて、提案とはなんだ?


" 魔王は倒されたと言う嘘で、当面の人間対魔族の争いを鎮める為だ。我は倒されたと汚名を着る代わりに犠牲として勇者一行の誰かの命を奪う。"


◎ 何故奪う必要がある!?奪わなくても鎮める事は出来るんじゃないか!?


フェイクは声を荒げて言い放つが…


" なぜ人間はそうも自己中心的なのか。我は汚名を着せられ、部下や配下に責められても人間領には踏み入れるなと、400年以上言い続け…さげすまれているのに。"


" しかも今回はたった10年ももたなかった。こんな事ならお前たち全員殺して、人間領を攻めても良いかもしれないな。"


危険を感じたフィナが声は大きな声で話し始めた。



十 確かに、あなたが負われている負担はものすごく大きく、人間を守る義理なんて無いのかもしれません。ですが、私たちは何も知らず、王の命により偉大なる賢者モーガン様の仇となる魔族魔獣を討伐してくるよう言われ、来ただけなのです。


◎ あぁ、確かにそう指示受けてる。


フェイクも続けるように相槌を入れた。


〇 なら、教えて欲しい。前勇者一行と話したこと、魔王、あなたのさっき言ったこれからの事。


メルニーは魔王のそば寄りながら話した。


魔王は話せる雰囲気と察し、指を鳴らした。

「パチーン」


すると魔王後方左奥が開き通路が現れた。


" 今日は疲れたであろう。その奥の通路に調理場、寝室が用意してある。食材も国境線近くの人間の村「ウエストヴォルテ」の町から仕入れてきた物だから、安心して良いぞ。"


フィナはメルニーに肩を貸しフェイクの元へ移動し始めた。


その間、フェイクは睨みつつ口を開いた。


◎ 魔王さんよー?「ウエストヴォルテ」ってのは迷いの森の中心にある村だよな?確か。


" あぁ、そうだ。だが安心しろ、襲撃したりはしていない。村長に言って食料と布団というものを用意してもらっただけだ。


◎ 襲撃しなくても、用意って、普通は欲無しで物資援助なんてしないだろ。どうやって手に入れた?


" 魔王領を襲撃してきた人間の遺品を無償で「ウエストヴォルテ」に流してるからな。あとは迷いの森は私が管理していて、人間は迷いの森に干渉できないようにしている。むろん魔物、魔獣、魔族、魔人も干渉は出来ない。干渉できるのは私と龍族だけだ。"


◎ りゅ…龍族だと?


フェイクは驚きつつも話をつづけた。


◎ それに村の人間は外にどうやって出るんだ?遺品が溜まっても流通出来なければ物置じゃねぇか!


" それについては問題ない。光の龍、通称「光龍」が擬人化して他の町に売りに行っている。遺品を村に運搬は風の龍、「風龍」が行っている。農作物は土の龍、「土龍」が管理しているし、肉に関しては火の龍「火龍」が魔物や動物を適正に処理して村に運んでいる。魚は水の龍「水龍」が週一で運搬、闇の龍は結界担当で村の中に住んで居る。"


3人は唖然としていた。


無理もない。神と同一である扱いをされている龍族が、たった1つの村を守っているのだから。


" ついでに言うが神の龍、神龍は私の娘と今生活を共にして家庭教師をしてもらっておる。"


その発言と同時に3人の目の前に鏡のような物が現れた。


それに気が付き鏡のような物を見ていると映像が映りだした。


【やぁ、勇者御一行。私は神の龍である「神龍」である。人の前に姿を見せるのは200年ぶりかのぅ。お前さん達が役目を果たせる勇者達か…魔王よ、些か問題児がおるようじゃが大丈夫なのか?】


" あぁ、頭は悪そうだが娘が良いと言っているし、この子達に託すしかなかろう。"


◎ 誰の頭が悪いって!?


フェイクは咄嗟に言葉が出てしまった。


【自ら認めぬ心の弱さ、相手の力量も測れない、自分の力を引き出せてすらいない、自分たちの立場もわきまえぬ。こんな奴のどこが良いのだ?エルフィーよ。】


♪ えー?顔と声、あと身の丈も好みかな?


そう言って鏡の中に現れたのは、一人の少女の姿であった。



  ☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



〇 綺麗・・・


そんな一言を呟くメルニー


♪ あら、当たり前のこと言われても困りますわ。


♪ そんなことより、いつ結婚できますの?お父様。


" あぁ、あと少し待ってくれ。物には順序、段取りなどあってな。まだ当分できそうにない。"


魔王の言葉にフェイクとフィナ、メルニーは状況を納得する。そしてフィナは口を開く・・・


十 このお美しい方は、魔王様の御息女様でいらっしゃいますか?


" あぁ、私の娘のエルフィーだ。エルフィーよ、ご挨拶しなさい。"


♪ 初めまして、勇者様とその連れの方、私はエルフィー。魔王第一王女でございます。


◎ は、初めまして俺はフェイク。


十 お初にお目にかかります。聖女フィナと申します。


〇 初めまして、私は魔法使いのメルニーよ。


◎ でさ、結婚相手ってのは、やっぱ俺なのか?


心強張りながらフェイクが質問すると・・・


" あぁ、お前かホクレイドール国の第一皇子かどちらかだが、エルフィーがお前のことを好いている。"


♪ フェイク様に早くお会いしたいですわ♡


魔王がすかさず咳払いをすると、神の龍が映像を切りひと段落した。



    ◆◆◆◆◆◆◆◆◆◆



"さて、明日はこれまでの経緯や、今後の事、事前に考えた作戦等々を伝える。今日はゆっくり休んでくれ。"


そう言うと魔王はドモを抱き上げ壁の中に消えていった。


フェイクはメルニーを抱きかかえて寝室にメアリーを運び夕食の準備を手伝うのであった。

勇者フェイク ◎

戦士ドモ セリフ無し、今後の絡みも少ないため「」

聖女フィナ 十

魔法使いメルニー 〇

魔王 "文章"

神龍 【文章】

魔王第一王女エルフィー ♪


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ