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第77話 フリーズ

41番、あ~。こりゃ座れないかな。せっかく今日は強い日なのに。まぁアケうにょ空いてなかったらおとなしく大学行こ。他の台は高設定も混ざっているとはいえギャンブル要素が強すぎる。

さぁ入場。お。1台空いてるじゃん。よし。せめて2はあってほしいけど。セットするカード、うにょるんもmaxになって最高クラス。

メイン:「PRmaxうにょるん」

サ ブ:「SRmaxカディア」

サポート:「SRmaxフル(アモン)」

※効果は第68話参照

もう稼働する度に平均500枚ほど勝てている。ついに今まで使ったメダルの分も含めてプラス域に突入したところ。お金がすべてじゃないけどやっぱり勝てた方が楽しいからね。油断はしないつもり。さぁ今日もよろしく。


早速100枚ほど使ったところでCZ。ここで投資が止まればいいんだけど。選ばれたのは難易度3の曲。ただクリアするだけなら多分目を瞑ってもできるくらいにはなった。・・・perfect目指して集中。残念、まぁパーフェクトはならずだけどノーコンでARTへ。これが3連で110枚。終了後すぐにボーナスをひいて7揃いからARTへ。いいスタート。


ん?隣のお兄さん超びっくりしてるけど。あ。台が真っ暗。え、こんな演出あるの。見たことないんだけど。真っ暗な画面。ギラギラと眩しい光の海の中、その黒が綺麗でつい手を止めて見入ってしまった。何秒たっただろうか。真っ暗な画面にライターの着火音とともに作画の違ううにょるんが出てくる。多分これ激レアな奴だ。動画やSNSとかでも一度も見たことない。反射的に言葉が出た。

「すいません。この演出、映像とってもいいですか?」

衝動的に言葉が出ちゃったけど我ながら失礼だった思う。お兄さんだって滅多に見れない演出中に邪魔されたら嫌だよね。ごめんなさいと心の中でつぶやく。

「ほぇ?あ、うん。大丈夫だよ。」

「ありがとうございます。」

・・・OKもらえちゃったからには急いでプラスを解除して録画機能を起動。まだうにょるんが語っている。シマのみんながお兄さんの台に注目する中、うにょるんが語る。

「ん。いわゆるフリーズ演出ってやつだな。滅多に引けるもんじゃない。まずはおめでとう。・・・スロットはさ、人を幸せにも不幸にもするんだ。怒り狂わせることもあれば立ち直れないくらいに心を壊すことだってあるだろう。(このあたりから録画したよ)今楽しんでくれている人はもちろんのこと、感情を抑えられない人も不幸になれてしまってなるべく感情を殺して打ってる傷ついた人も。少なくても今日だけは幸せを感じてほしいと願ってる。ささやかながら楽しい、気持ちいいを届けることができたら嬉しいよ。時間がない時に引いちゃってたらごめんね。さぁ遊技開始だ。グッドラック!」

ここでけたたましい音とともにリールが回りだす。液晶上は中段チェリー。メインリールはチャンス役Bだね。次ゲームでCZが始まった。そこはボーナスじゃないんだ。途中からだけどいい映像がとれた。

「ありがとうございました。すごいですね、この演出見たことなかったです。」

もう一度お礼を言って自分の台に向き直る。他の人の演出を見るのに手を止めたのなんて初めてかもしれない。それくらい今の演出はインパクト。お隣の台だけど朝からいいもの見れたなぁ。

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