第57話 祝勝会
久しぶりの「ドーン!野菜」。名前からは想像しづらいが、日本各地に存在するしゃぶしゃぶのチェーン店だ。3ランクあるうち、一番高いコース「極」を注文し、肉を待つ。
「ようやく奢ってもらえる日が来たな。」
「ようやっとこの日がまいりましたね。」
「こんないい気分で飯食えるの久々やね。」
「どっちかが負けてましたからね。」
「・・・これからは負けない。少なくてもおれは。」
「それ毎朝パチンカスがみんな思ってるやつです。」
ノーチャンスの台詞演出のような会話を楽しみながら肉を待つ。
コースの肉が届く。泡を吹く鍋。なんか既視感があると思ったら同じメーカーか。
「メニュー見ると海鮮も充実してますね。なんか頼みます?」
「・・・タコゆでるか。」
「さんよ、じゃなくて賛成。」
「がろぉ・・・いただきます。」
「いただきます。」
極肉うまい。辛口たれとの相性もたまらん。たこもまぁうまい。ワサビがほしいところだが今の私は心が仏。このままでよしとしましょう。肉を喰らいながら今日の経過について反芻する。後輩に得意げに新コンボについて話したり、後輩からへげりんの有用さや高設定の挙動について考察の話をしたり、あっという間に満腹になっていた。
「ピーワルード(パチスロの情報サイト)の掲示板めっちゃ伸びてますよ。」
「お。どう。みんないい台って騒いでる?」
「まちまちです。いい評価と悪い評価が半々くらいです。中には「もはやパチスロじゃない」とまで言われてますが人それぞれってことすかね。」
「なんでだろ。いい台なのに。まぁ適度に人気くらいの方が座りやすくていいか。」
「CZできない人にとってはクソ台でしょうよ。悪い評価の人の気持ちも分からんでもないですね。最初はジェニーにすら勝てるビジョンが見えなかったし。」
「・・・楽しいのに。まぁ他人の好みなんて気にしてもしょうがないか。」
「そういえばキャラの価格ですけど・・・」
結局、その後も話は絶えず店を出るのは日付が変わる頃だった。
「ありがとうございます。2日間お疲れさまでした。」
「おつかれ~。またバイトで。」
後輩をラウソンに降ろし一人帰路につく。今までいろんなオリスロを打ってきてようやく踏み出せた第1歩。この手ごたえを大事にしよう。あとは情報収集と練習だな。あ~次の休みが待ち遠しい。ちなみにちょっと生活が苦しいのでメダルを換金しておこう。3000枚分を換金。ワンタッチで口座に入金される。
メダル残2,700枚 総収支-229,000円
次回更新は12月の予定です。
読んでくれてる皆さんに感謝!




