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第47話 上達

食後に練習を継続する者。

オリスロカードの売買ページで価格の変動を見つめる者。

吹き荒れる夜風、星の見えない空。・・・そんなことはどうでもいい二人、あったかい屋内で決着の時は来た。

「先輩、そろそろ戦いましょうよ。」

「おけ。うまくなったかな。」

「さっきよりかは。」

対戦が始まる。なるほど。しっかりアドバイスしたことは意識できてるな。


20連戦 おれ全勝。 

「大分ましになったけどまだまだ負けんよ。」

「・・・強いっす。」

「敵の技の観察については合格点だと思う。次は自分のターンをいかに長く続けるか、を意識したプレイができるといいかな。」

「それは説明を受けなくても先輩の攻撃を見てるとわかる気がします。どこでガードを解いていいか分からないので。」

「そうそう。そうゆうこと。ガードされても有利な攻めの継続や、コンボが終わっても相手が起き上がって無敵時間がきれるタイミングに攻撃を重ねるとかが基本的なとこかな。応用すると相手にガードさせることを刷り込ませてからの投げ技とか決まることもあるから気持ちいいよ。」

「うっす。ちなみにこのキャラの場合、どんな感じで攻めを継続させるんですか?」

「まず敵キャラが地上にいるか空中にいるかでけん制する技が違って・・・」

・・・限られた時間の中で教えられることは全部教えた、と思う。

「これで最後にすっか。そろそろ目が痛い。」

「(結局一本も取れないのかよ。)そうしましょうか。せめて一勝したかったですが。」

「それでも大分上達したんじゃないか。まぁうちに来ればいつでもできるから。」

ドリロスよ。今日もありがとう。


「風呂はどうする?入りたければ準備するけど。」

「別にいいです。ゲームの集中切れたら眠くなりました。もういい時間ですし明日に備えて寝たいですね。」

「おけ。そしたらベッド使っていいよ。」

「あざます。」

「9時30分抽選開始だから9時にでるか。朝は8時30分に起こすよ。」

「わかりました。それではおやすみなさい。」

「おやすみ~。」

さぁ日が昇る。どんな一日になるのでしょうか。


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