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第44話 恐怖

とりあえずお互い不要カード売買を、いわゆるガチャの結果に応じた清算を行った。全体的に少しずつ相場が下がってきているように見えたが、ひとまず引いた時点の相場通りのメダルにはなった。おれ 全売り(0円は除く)1150枚 後輩 新台以外売り 6020枚


※売買の仕組み 売りと買いにそれぞれ「募集」と「検索」が存在し、募集は〇〇と〇枚を交換しませんか。という提案を投げかけること。検索はカード名や条件から募集の絞り込みをかけること。募集枠は1ユーザー3枠。実はガチャをしながら少し相場より高めのメダルに設定して売りの募集をかけていた二人だが、案の定その募集に応じる希望者はおらず、今回はなるべく早くメダルに変えたいということもあり、結局カード名で検索し、その中で一番いい条件の買いの募集に応じた。


「ふー。さておれは残りのメダルも引くことにするけど。」

少し落ち着いた。けどやっぱり引くべきだと思う。ハズレ2連続だとあと2回しか引けないが覚悟は決めた。

「まぁ、そうでしょうね。私も引きます。」

11回目の大勝負。結果はと。

「非新台SRっす。」400枚

「非新台R。」50枚

・・・

「先輩は次でラストですか?」

「外れりゃそうだね。覚悟はおけい。」

これでラストなのか。12回目。

「お。これはさっきのSRと同じ。新台SRです。」1500枚

「っつ!虹!」

「え?まじですか。」

「ほれ。虹だよな。」

「大丈夫です。幻覚じゃないですね。」

「さぁできれば新台PR!1/3とってくれ!」

「・・・(はっずっれ、はっずっれ、はっずっれ)」

「ん・・・。あ~非新台PRだ。」4500枚

「(よ~し。)まぁよかったじゃないですか。ラス1でのPRは脳汁ブシャーですよ。」

「違いねぇ。今の安心感やばい。溶けそう。」

「・・・でどうします?」

「ひとまずこのカードを売ってから考える。」

「了解です。」


後輩が当てたカードと同じものなんだがすでに5000枚での買いの募集はなくなっていたので、自分で5000枚での売りの募集を出して20分が経過。

「うーん。やっぱりさっきがピークで、少しずつ新弾カードのレートが落ち始めてる?」

「そうかもしれません。わたしの新弾Rはまだ350枚で売れましたけど。新PRも15000枚で売れ残り始めてますよ。」

「そっか。まだ期待値的にはプラスだと思うが、これ以上回すのは正直怖くなった。」

「私はまだいけますけどw」

「そっちはまだプラスか。こっちは結局セットするカードが出てないんだよな。」

急に冷静になってしまうこの現象はなんだろう。

「先輩、さっきのPRなんですけど4700枚でも売れ残りがありますよ。」

「まじで?このまま下がり続けても嫌だし4500枚の買いの募集で妥協するか。」

「たった数分で同じカードでも500枚の差がつくって恐ろしいですね。」

「だな。でも捉え方によっては新ガチャが出た時はうまく売買を駆使すれば稼げる可能性があることもわかった。ホント面白いな。これ。」

「ですね。私のお小遣い稼ぎしてるカードゲームに近いものがありますよ。」

「さて、結局PR売って大分戻ってきたけど、セットするカードが出てないんだよなぁ。」

「新台のシングル買いの相場はPR以外はほとんど下がってないですね。」

「そっか。セットカード出るまでは回すかなぁ。」

「・・・ということは13回目ですか?」

「・・・GO!」

13回目。

「非新台SRっす。」250枚

「こちらも非新台SRだ。」300枚

「ということは続行?」

「うーん。もし「また11連続で当たりが出なかったら」なんて考えると恐怖でもあるんよ。ちょっと考えさせて。」

「ほいさ。」

この1時間は濃すぎたな。一生忘れない気がする。たかがガチャなのにw


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