第39話 作成進行中5
「リーダー。音ゲーの方も完成しました。」
ゲーム部門のリーダーが、
「リーダー、CZ部分を除く試作機ができましたので試打をお願いします。」
開発チームのリーダーが、
「いいですね。」「OK!」
自分のチームで作り上げた魂を、
「中々いいものが出来上がりましたよ。」「こっちも準備完了。待ってるで。」
合体させる時がきた。気持ちいいー。
「お待たせしました。こちらのチームの成果品がこのチップです。プログラム班とサウンド班に協力してもらいながら進めてますので今さらかもしれませんが、オリスロのキャラを用いた格闘ゲーム、オリスロの楽曲を使用したリズムゲームの二つのデータを入れてあります。追加コンテンツ用に容量は100GB以上空けてありますのでご安心ください。」
「ありがとう。一つですら大変な仕事だったのにまさか二つのゲームを作ってもらえるとはね。さてこっちはそのチップはここに差し込めば連動するように作っているからさっそく入れてみて。」
「メンバーが優秀だっただけですよ。お礼なら彼らにしてください。さて、入れますね。」
差し込んだチップはなんの不具合もなく、CZのゲームを試作機の筐体の画面で動作し、CZの成否がARTに反映され、メダルを5枚使用するコンニュニティーシステムも正常に作動した。
「完璧。あとは細かい調整や動作確認で完成だ。ほんとよく仕上げてくれたよ。」
「こちらこそ楽しいお仕事いただきありがとうございました。」
「・・・もしかして嫌味?」
「そう聞こえるように言いましたけどw・・・まぁホントに楽しかったですよ。新しいメンバーも優秀で気持ちよく仕事ができましたし。」
「まぁ大分早く仕上げてくれたから微調整に時間がかけられる反面、追加でお願いしたいことが出てくるかもしれない。最後までよろしくな。」
「ここまできて放り投げたりしませんって。結構自信作なんでお蔵入りだけはやめてくださいね。もうゲーム部分に関連した連動効果をもった追加カードの準備とかも進めてますんで。」
「任せい。ところで今回は連動カード何枚?」
「カード班にもしっかり働いてもらって現時点で10枚作ってます。ここ来る前に業務用プラスにカード全部送っときましたので早速セットして遊んでみてくださいよ。」
「助かる。それとちょっと早いがチーム合同の打ち上げもしよう。2週間後くらいの予定でさ。あとでそちらの希望者の人数を教えてくださいな。」
「了解っす。」
ホントによくやってくれたよ。今までもしれっといい仕事してくれてたけど、今回は正直予想以上だった。CZそのものをコンティニューさせるなんて自分じゃ思いつかなかったよ。プレイヤーの技術介入の欠損はコンティニュー前提の5枚単位で考えればよくなったから計算もしやすくなるしいいことしかないわ。ただ不安なのがなんとなくふらっと辞めちゃいそうなんだよなぁ、あいつ。少しでも長くあいつと仕事ができますように。




