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第37話 作成進行中3

「それではこちらが独自で作成したゲームプログラムを3か月以内に提供するということで。」

ゲーム部分のリーダーと他数名が、

「お願いします。今回は無理なお願いしちゃって申し訳ない。」

開発チームのプログラム班との調整を終わらせて、いよいよゲーム部門も本格的に作成にとりかかる。ちなみにゲーム作成に通じる新メンバーは6人採用されていた。

「さて、まずは大変な仕事をもらってきちゃいました。申し訳ない。」

「ww」ニコニコするメンバー一同。誰一人として嫌な顔をしてない。きっとホントに嫌じゃないのだろう。

「さて、今回こちらのチームでやることは概要書にもあるとおり、オリスロの出玉に影響を与えるゲーム部分の作成です。けど難しく考えることはない。「成功」か「失敗」が分かりやすいシンプルなゲームを3か月で仕上げればいいだけです。まずは新メンバー6人と私でこのゲーム部分の製作に。それ以外のみなさんは、ゲーム部分の進行に応じて色々お手伝いしてもらうことがでてくると思いますが、それまでは連動させるカードデータの作成などを進めてください。そして、はじめの一週間は、各班から一人ずつと私の3人で1時間程度の打合せを行う予定です。誰が出るかは各班にお任せします。よろしくお願いします。」

「了解です。」


さて、事前に色々考えていたことだが、難易度の調整が難しいんよ。ここの成否がARTの当選に影響を与えるってことは30Gの出玉、純増枚数だけでも約800円分のメダルの出玉面に影響が出る。おそらく会社としてはここのゲーム部分を「有利にする何か」にメダルを使わせたいのだろう。当然、簡単ではいけないし、難しすぎて遊戯者から「無理ゲー」の烙印を押されてしまうこともよろしくない。

そして、どんなゲームを遊戯させるかだがここも難しい。まぁゲームを作ったことのある新メンバーも何人か加入したことだし、今までの経験を聞いてみるか。・・・別に変な意味じゃなくてね。

「●●さん、面接の時にゲームを作成した経験があるって言ってたけどどんなゲームを?」

「エロゲです!JKが拘束されてくすぐられるやつを!」

「そっか!・・・今度こっそり遊ばせてくださいねw」

「〇〇さんもゲームを作成した経験があるってことだけどどんなゲームを?」

「格ゲーを作ってました。ただ細かい調整が難しくて買ってくれた数少ない人たちにもクソゲーと言われてしまいました。」

「そっか。でも世に出すとこまで形にできたことはすごいことだと思いますよ。」

「△△さんもでしたよね?どんなゲームを?」

「わたしは音ゲーです。友人のボカロの曲で作ったんですけど権利の関係で揉めちゃいまして、発売中止になっちゃいました。」

「ありゃ、権利関係は難しいですよね。動画作ってた友人も色々大変そうでした。」


 うん。エロゲはともかく格ゲーと音ゲーはいいじゃない。他にはパズル系とかもいいかなと思ったけど、まぁとりあえずはどちらかでいくかな。

「よし。まずは格ゲーから試してみようと思います。〇〇さん、今から食堂で皆さんに格ゲーを作成した時の経験、知識を皆さんと共有してもらいたい。よろしくお願いしますね。」

「了解しました。」


食堂で頼める軽食をつまみながらの打合せ、その後それぞれの作業に取りかかり、あっという間に1日が終わる。新しいメンバーともいい雰囲気で仕事が出来そうだ。よかったよかった。

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