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第35話 作成進行中1

「よし それでは今日はオリスロオリジナルプロジェクト1、略してオリオリ1の第1回目のミーティングを行う。新メンバーもいることだし軽い自己紹介とどういった方向性で台を作成したいかという意見を容赦なくおれに浴びせてくれ。」

開発チームのリーダーが、

「プログラム担当の〇〇です。最初ということで手堅くAタイプで・・・」

チームの意見を聞いて笑顔を見せる。

さて、一通り自己紹介とそれぞれが目指す方向性の発表が終わったようだ。

「みんなありがとう。さて色んな意見をいただいたが思いっきり意見が割れたね。すまないが現時点で多数決はとらない。意見を大きくまとめると1.手堅くAタイプ 2.根強い人気のあるA+ART 3.爆発力のあるAT機 この3タイプだな。うん。それではこの3タイプの中から自分の意見に近いチームに入り3日後、チームとして「機種概要」を考え発表してもらう。その発表を聞いたうえでおれが決めさせてもらうよ。よろしく頼む。」

「了解しました。」

「よし。今日はこれまで。解散。ちなみにこの3日間の残業は駄目だぞ。その後の本番に備えて好きに過ごしてくれ。」

目新しい意見はなかったがいくつか興味ある意見もあったな。

さて、どうしたもんかな。


さて、どうしたものだろうか。

本格的に仕事が始まるのは機種概要を教えてもらってからのことだが。

なんせ前例がないからな。早めに色々考えておいた方がよいんだろうな。

「リーダー。そろそろ採用希望の方が見えますよ。」

ゲーム部門のリーダーが、

「はい。面接会場に向かいます。」

開発チームのリーダーがお膳立てした場所で新たな仲間を探している。

「御社の開発したオールリンクスロットに大変感動いたしまして・・・」

「仲間内でゲームを作成した経験が活かせると思い・・・」

まさか入社3か月でリタイアするような人間が採用に関わる席に座ることになるとはね・・・

「リーダー。どうでした?よさげな方いましたか?」

「うん。全員よさげだったと同席した人事担当には伝えといたよ。」

「11人全員ですか?・・・まぁそういうところがリーダーのいいところかもしれませんね。新人に負けない仕事はしますんで見捨てないでくださいね。」

「見捨てるなんてとんでもない。まぁこっちは無茶な注文にお付き合いするだけなんだ。楽しく仕事しましょうよ。万が一どうにかならない時に、許してもらえる程度の実績はみんなで積み上げてきたからね。」

「・・・ほんと、若いのにみんなを安心させる力がすごいっすね。新興宗教の教祖にでもなれたんじゃないですか?」

「wここ退職して金が尽きたらそれもいいかも。その時は幹部にしてあげますw」

「よろこんで。その時は二人で日本のココロの隙間を埋めてやりましょう。」

ホント、リアルにこんな居心地のいい場所があるなんてまだ信じられないよなぁ。

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