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第102話 下手くそ

その後も打ち続けて時刻は20時。出玉は少しプラスだけどREGが大分少ない。設定はなさそうかな。けど打ちながら少しずつ分かってくる法則とかあって楽しいのよ。ここがとまるとほぼ風鈴とか大分すべって下段に氷が止まったから多分氷じゃない?とか。なんとなくわかってきた気になってるところに不意打ちのハズレ目っぽいので急にフラッシュとか。ヤロウハーツのミニリールと液晶リールとの矛盾とかも気持ちよかったけど(液晶上ではチェリーだけどミニリールは8枚役とかね)この液晶がないゆえに(正確にはミニ液晶があるにはあるがおまけ程度のものなので)メインリールの制御を考察するのもよきかな。

「・・・っく。」

隣で後輩が苦しんでいる。出玉はちょいマイナスくらいのはずだがなんせ技術介入部分がうまくいっていない。今もBIG後のRT開始1ゲーム目に逆押しナビ、失敗してしまってRTのゲームを少し無駄にしてしまった。もったいないオバケ。(ここから20ゲーム以内に当てれば損はないんだけどね)

「・・・なんでおれはこんな下手くそなんでしょうね。」

聞いたことないような後輩の弱音。これが爆音AT機のシマであったら聞き逃してしまったに違いない。けどたしかに聞こえてしまった。少し言葉を選ぶ時間をおくれ。なまじなんとなくできてしまったおれの言葉は皮肉に聞こえてしまうのではないかとか。色々考えてしまう。

「まぁ調子悪い日ってあるわな。今日は早めに切り上げて飯でも行く?」

もちろん楽しいのでやめなくてもいいんだが後輩が苦しんでるのを見ながら打ち続けたいとも思えない。なんかいつもと様子が少し違うような気もするし少し話もしておきたい。

「・・・あ。気を使わせちゃいましたね。気にしないでください。こんな下手くそなままじゃ帰れませんよ。せめて1度はREG中に全部成功させるまでは続けます。」

まぁムキになって投資を続けているわけでもないしこの機種なら晩飯がお通夜になることもないのかな。大丈夫・・・だと思う。

「ん。了解。そしたら後半戦も楽しんでいこうか。」

「うい。」


「・・・そろそろヤメましょう。」

時刻は22時30分。甘かったか。後輩がボロボロ。その後600BIG 500REGと連続中ハマりでREGも半分しか成功できず枚数も少ない。REG分のメダルを使い切ったところでギブアップともとれる後輩の言葉。

「ん。そうしようか。まぁ飯でも行くべ。」

プラスの連動を解除しながら次の言葉を探していると。

「・・・俺って大分不幸じゃないですか。そのうえ下手くそだし、もう駄目っすよ。」

うーん。慰めてやりたいとは思うがどう返すかな。

「まぁそんな時期もあるべ。気にしても得することはないと思うよ。ほら、今日はなんでも奢るから。好きなもん食いに行こうぜ。」

「・・・ウニで。」


遊技終了 メダル残約4,900枚 総収支-256,000円


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