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きっかけ
よろしくです
僕は山田晴人14歳。やっとテストが終わったのでのんびりネット小説を読んでいる。
今は夏なので外は炎天下だが、自分の部屋でクーラーをつけているので涼しい。
「はるとーご飯よー!」
「わかったよ!今行く!」
小説は読みかけだが仕方がない。みんなを待たせるわけにもいかないので階段を駆け下りる。
「うおっと!」
ドッ! ゴン! ガン!
…いてぇ〜なんでこんなところに雑巾が…
不意に手元を確認すると持っていた筈のタブレットがない。
そして上を見ると…
ゴッ!
薄れゆく意識の中で僕が最期に見たのは
上から落ちてきた自分のアイパッドと
自分の下で光る紫色の魔法陣だった。