表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
陰キャン do it 〜復讐への道〜  作者: 狼桜
冒険者編 アグスム王国にて
97/97

創造ダンジョン④ロノウェ戦③

マイペースに頑張って行こうと思います〜


魔力操作で木の棒に魔力を触れさせなければいいという事は分かったが、ロノウェも俺も両方ともが再生系統のスキルを持っているためひたすら体力を削るしか方法がなさそうな気がする。


「血よ‼︎」


その辺に撒き散っている自分の血を血液操作でロノウェに小さな矢として突き刺すが、その矢も刺さりはするものの実際刺さった矢も吸収しながら傷を治しているので正直あんまり意味があるとも思えない。


ロノウェも矢が刺さったことなんて何ら気にせず木の枝に魔法を喰わせてぶん殴ってくる。


タネがバレた以上、もう俺の魔力を喰わせて攻撃する事は無理だと察したのだろう。


しかし、ロノウェの手が赤黒い液体が滴っているのを見るにどうやら自分でも生業は難しいらしい。


「闇喰」


普段なら常世闇をを使って辺り一帯を真っ暗な闇にしてからの方が威力が上がるが今回は奇襲目当てだったので使わなかった。


ロノウェの影から這い出てきた何かが鮫の様に大きな口を開けてロノウェの腕を喰らった。


同時に木の枝も闇が喰らってどこかに消えてしまった。



そこからは、武器を失ったロノウェ相手にひたすら闇魔法と血操作でロノウェの血で再生しなくなるまで嬲ってそのままロノウェが顎なくなったところで戦いの幕引きとなった。


「勝者‼︎オオトリサクヤ‼︎‼︎」


「おいおい、エキドナ様の1人勝ちじゃねぇかロノウェ金返せ」


誰かがそういうと周りはそれに同調してブーイングを送る。


「試合が終わるや否やお前さんら言うことはそれだけかい もっと年寄りをいたわらんかい」


ついさっきまでコロッセオの真ん中で倒れていたはずのロノウェが今度は観客席側に居た。


「まあ、良いわい 小僧これが儂がエキドナ様からお預かりになった鍵じゃ大切にするんじゃよ」


そういうとロノウェがコロッセオの真ん中に鍵が投げ込まれた。


これがあの扉の鍵穴の一つだとすれば……まだまだ、先は長くなりそうだ。


「はいはーい 一旦静かにしてねぇ〜 次の試合は1時間後にやる予定だから各選手共に休憩室に入ってください 賭けは30分後にスタートですよ」


エキドナがアナウンスすると今度はまた違う場所に転移させられた。


ここから出るためには転移する必要がある気がする。


試しに魔法を壁に当てようとするがそもそも何処に壁あるかもよく分からない状態になっている。


仕方なくその場で魔力回復と体力回復の為に少しでも体を休める必要がありそうのなので、1時間またゆっくり過ごすとするか。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ