表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
陰キャン do it 〜復讐への道〜  作者: 狼桜
冒険者編 アグスム王国にて
88/97

対オーク軍戦ー①

オーク達は冒険者が放った矢に対して盾で守るという理知的な行動を起こした。


今まで、見てきた魔物では強ければ強いほどに賢さも増して行く感覚だったのでオークがそんな行動に出るのには驚いた。


そもそも、オークと始めて戦うから驚くだけであってもともとオークはこういう行動をするのかもしれない。


そう思い、周りの冒険者達の顔色を見てみると、

驚きの表情が浮かんでいた。


やっぱりオークがこんな行動をとるというのは、

珍しい、もしくは今までに無かったのだろう。


「魔法使い達は魔法攻撃を開始してくれ!」


さっきの檄をしていた男の冒険者が次の指示を出す。


今度も同様に盾を持っているオークが守りに入ったが、流石に魔法までは防げなかったので何体かのオークは死んだり、傷を負ったりしている。


が、しかし、死んだオークはそのままにしてあるが、傷を負ったオーク達は早々に立ち去って後方に行ってしまった。


なかなか、妖しい動きをするな。


そう思いながらオーク達の動きを観察していると、今度はオーク達が魔法攻撃を仕掛けてきた。


「な! オークメイジが居やがるぞ 魔法盾を貼れ!」


驚愕しつつもしっかりと的確な指示を出す。


なかなか、あの人は指揮官としての才能があるのかもしれないが、相手のオーク達もなかなか侮れない。


魔法が効かないとわかったから次は近接武器を持ったオーク達が一斉に走り出した。


あの巨大が一斉に走るのだから地面が揺れる。


どのくらいかはわからないが体感的にはかなりの震度を感じた。


オーク達は冒険者達が、いるところに迷いなく突き進みそして乱戦が始まった。


「落ち着け! 相手はただの豚だ! 冷静に一匹ずつ対処しろ まず、自分の身を自分で守ることを考えろ!」


男は自らの剣でオークを斬り伏せながら、乱戦全体に響き渡るような大きな声でそういった。


「さてと、私もそろそろいきますか」


私は乱戦が始まる少し前にさっきの男の人から頼まれて、オークメイジ達がいる後方に行くことになっている?


なんでも、戦争とかでも最後の最後で魔法によって勝敗が入れ替わったなんて言われている戦いもあるらしい。


なので、オークメイジを長く生かしておくのは得ではない。


なので、今この街にいる中で最高戦力である私をオークメイジ達が気付き、逃げる前に全て仕留めようという魂胆だ。


そして、オーク達との乱戦を横にコソコソとオーク達の後方に進んでいく。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ