出発
投稿遅くなってごめんなさい…
安定して投稿できるようになるにはもうちょっと、かかりそうです。
3月に入ったらもっとペースあげて投稿していこうと思っています。
その日宿に戻っても特にやる事もなく、ダラダラ過ごしている。
その日、1人になった部屋は寂しくて久々にフェルを呼んでもふもふを久々に堪能した。
「明日からまた移動だから、フェルよろしくな」
フェルは嬉しそうに尻尾を縦横無尽に振り回している。
正直言うと飛べるようになったのだから、別にフェルに乗せてもらう必要なんてないが、最近出番が無くてかわいそうだと思ったので、暫くは一緒に居ようと思う。
リゼ達も居ないから独り身だし…
あっちはあっちで忙しそうで、最近はリゼから偶にしか連絡が入らなくなっている。
ちょっと前まで暇な時に何度も連絡してきていたから正直うざかったのでむしろいい感じだ。
「まあ、いいやフェル寝ようか」
ベッドに入りフェルに埋もれるように眠りにつく。
(あれ……ここペット可だったけ……)
そんなことを考えながら眠りについた。
まだ、朝日も出てくる少し前の時間にある違和感を感じた。
どうにも顔全体が湿っぽい。
重たい目蓋を渋々開けて見ると犬…じゃなくて狼のフェルが俺の顔を舐め回していた。
「フェル…いくら楽しみだからって俺の顔をベタベタにするなよ…今度同じことやったらもうお前に乗る事はないからな」
すると、フェルは俺の顔を舐めるのを辞めてベッドから降りて俯きながらお座りした。
本人なりに反省しているのだろう。
いつも、振っている尻尾がジッとして地面にくっついている。
「とりあえず今日よろしく頼むぞ」
「ワン!」
さっきまでシュンとしていたのが今のでいつものフェルに戻ったようだ。
「とりあえず街を出るまでは戻っておいてくれ」
そう言うと、フェルは特に不満な様子もなく大人しく帰っていった。
「宿の代金はもう払ってるんだし……ちょっと早いが行くか」
吸血鬼になったてからは別にお腹の空くことが無くなった。
勿論美味しいものを食べれば美味しいと感じるので、味覚は現在しているのだが以前ほど食に対する関心がなくなった。
なので、わざわざ朝ごはんを食べる必要もない。
流石に全く食べないのは変に思われるので、偶には食べるようにしようと思う。
そんな訳で、朝一門が開いてすぐに俺は街を出た。
朝一なので衛兵さんがすこぶる眠そうだ。
王国騎士団と冒険者には大きな被害があったが、
衛兵は住人の避難などを優先して行っていたので
人的被害はなかったらしい。
ギルドカードの提示だけしてさっさと通り抜ける。
Sランクという事で敬礼されたが無視した。
南に向かって暫くしたところで人の通りも少なくなってきたので、フェルを呼ぶ。
フェルは出て来るとすぐに俺の股の間に頭を突っ込んできて、そのまま持ち上げて背中に乗せた。
「はしゃぎすぎだぞ じゃあ長い旅路になりそうだが頑張ってくれよ」
背中を優しく叩くとフェルは緩やかに走り出した。
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