南へ
遂に……遂に……ブックマーク100件突破しました‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
驚きと感謝で一杯です。
今まで読んできてくれた方が居たからこそここまで頑張れたと思います。
本当に本当に深くお礼申し上げます。
ありがとうございます。
引き続きこの作品をよろしくお願いします‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
あの戦いの原因は勝手に魔王軍の侵略と言う事になって片付いた。
ローズが最後の方に戦っていたのがあったからそういう風に解釈されたのかもしれない。
そんな感じで終わりを迎えた戦いだった。
その後、勇者達と王国騎士団は王都に帰って行って、街も平穏になっていた。
Sランクになった事で、受注する依頼に制限が無くなったので最近は受注難易度の高い依頼で訓練を
詰んでいる。
翔達もアレで自分の力不足が分かっただろうから
いつか闘うかもしれないので念には念を入れておこうと思ったからだ。
そしてリゼは転移の魔法で魔大陸に行ったりしているらしい。
いよいよあいつはあいつで魔王になる下準備を開始したようだ。
今はまだ魔王がいるから魔王にはなれないが、いずれ討伐された時は次の魔王はリゼになるかもしれない。
多分前に教えてもらった魔人族のなんちゃらかんちゃらで……あんまり憶えてないな。
まあ、興味のない事だし別に何の問題もない。
今日も依頼を達成して冒険者ギルドに戻る。
すると、いきなりギルドマスターに呼び出された。
二階の執務室に入るなり直ぐにこう切り出された。
「リゼと一緒に南に向かって欲しい」
「…何故そんなに急に?」
「理由は……公言……しなくても自然に広まるか……遂に魔王が動き出したらしい」
魔大陸の方から不安な空気が流れてきているらしい。
今俺とリゼは正式に魔王討伐の依頼を国から受けている。
なので、こう言った魔王関連の指令には基本的に従わないといけない。
勿論拒否する必要などないのだが、本当に魔王が動いたのかが気になった。
なので、ちょっと魔大陸にいるリゼに聞いてみる事にした。
『リゼ ちょっといいか?』
『ん? 別にいいわよ』
『今さっき魔王が動き出したっていう事を聞いたんだが本当なのか?』
『う〜ん 動いているはいるけどこれは魔大陸の方である内戦の影響だと思うわよ』
『内戦?』
『そうそう 現魔王軍と旧魔王軍の2つに割れて
魔大陸で内戦が勃発しているのよ それで現魔王軍は北にいる……そっちから見た南側に軍を動かしているからじゃないから そういう風に捉えられてるんじゃないかな?』
『なるほどなるほど 了解 ちなみにリゼは今何してる?』
『ローズとアオイと一緒に旧魔王軍の方の地盤固めに勤しんでいるわよ』
『……そうか まぁ、頑張れよ……』
『そっちは暇そうだけど、まあ頑張って』
『じゃあそっちも頑張れよ』
「う〜ん とりあえず南のどこに行けばいいの?」
「おお!行ってくれるか …南の中央都市タロットに向かってくれ その後は、向こうのギルドマスターの指示に従ってくれ」
「んっ 了解 なるべく早く行けばいいよね?」
「まあ、急ぐか急がないかでいうなら急いでくれ」
「了解明日には向かう事にする」
「わかった 短い間だったがお世話になったな」
そして冒険者ギルドを後にした。




