天空の檻
気がついてたら硬い大理石の床の上にいた。
「クソが!なんでせっかくの異世界召喚でこんな目に遭うんだょ 同じ目に合わせてやる絶対だ 絶対こんな所でてやるからな! クラスメイトも全員だ……翔と西園寺さんは別だがな あいつらがなんでこんなことしたか知らないがあいつらの大切なもの全部壊してやる」
気付いたらまた寝ていた
寝ている内に髪の毛がストレスで黒色から真っ白な銀髪になっいたがそんな事は気にしない
取り敢えずいかに早くこの場所から出てあの王国を滅ぼすかが大事な事だ。
ここは、恐らくラインハルトが言っていた天空の檻と呼ばれる場所だ。
辺りに不審は物は無く、下への階段がある。
下層を覗いて見たがあれは、ヤバい本気でヤバい、今の俺のでは、行っても1分待たずしてパクリんちょって言うシャレにならない事になりそうだ。
今できる事は、ステータスプレートにあった、
召喚魔法を試してたまる事だ。
今使えるのは、召喚だけだ。
やり方なんか知らん、取り敢えず杖が欲しいので、杖召喚を使えるか試してみる。
「杖召喚 ウロボロスの杖」
言ってみたが、どうなるか…
そう言うと、杖が何も無い地面から生えて来て俺の手の中に杖が収まっていた。
杖は、禍々しい見た目で、二匹の蛇が絡みあって、1.6メートルぐらいの長さだ。
二匹の蛇の口には、白と黒の宝玉を咥えていた
これで、召喚の用意ができた。
召喚に挑む。
今からするのは、召喚契約というもので、召喚されるのは、ランダムだ。
正直、不安が強い。
だが、こんな事で止まっている内も俺にこんな事した奴らがのうのうと生きていると考える、腹がたってしょうがない。覚悟を決めて、
「召喚」
俺がそう言うと俺の目の前に魔法陣が広がって、その真ん中から一匹の梟が現れた。
「我が名はストラス ソロモン72柱の一人、貴方が我の主人か?」
呆然としていると、梟が自己紹介した。
「……あぁ そうだ」
(なんで梟が話してんの?)
なんな考えていると
「 矮小な人間が我を呼び出すとは、どうなっているのか………………………………!おいひい人間その杖どこで手に入れた 答えよ」
「さっきから人間人間うるさいんだよ
俺の名前はサクヤだ人間って呼ぶな」
「 …ッチ 分かったそれで、杖は、どうした?」
「知らん スキル欄にあった杖召喚したらこれが出てきた これそんなにすごいの?」
「! そんなまさか、そんな事はないはずだ あの方の最後の言葉が言葉通りになるなんて……
それで人間…いや、サクヤと言ったが我を召喚したんだろ
さっさと契約するぞ」
「悪いが、契約の仕方なんて知らんないぞ」
「そんな事も知らないとは、呆れた、本当にこんなんが後継で大丈夫なのか?」
「なんだその、後継ぎってのは?」
「そんな事は気にしないくてよい
それより契約の仕方は契約魔法を使うのだ
契約魔法と言って、その後に我の名を言ったら終わりだ
分かったらさっさとしろ」
「分かった 契約魔法 ストラス」
そう言うと目には見えないが、ストラスと俺との中に繋がりができた気がした。
その後、自分の中使える魔法やスキルを確認していよいよ明日からの天空の檻脱獄に向けて、寝ることにした。




