アンデット戦は昼から
アンデット系の魔物は、太陽に弱い。
理由はよく知らないが死ぬことはないが、弱体化するみたいだ。
「う〜ん どうしよう、流石に弱体化した奴らを
戦わせても味気ないし……暗闇付与」
太陽相手に暗闇を付けたら、多少は弱体化抑えれると思ったけど、おぉ完全体になっている。
本来は視覚を使えなくするだけのものだが、意外な使い道を発見できた。
「まぁ、いいか? ローズそろそろ行くか?」
「はい! 行ってきますね!」
「よし、じゃあお前らも行ってこい‼︎」
アンデットの魔物達は主人である俺の命令に従って、街へ既に冒険者達が昨日倒した魔物の素材の剥ぎとりにきている。
「よっしゃあ! 大量大量」
「まぁ、そんなに急ぐなよ どうせ数は多いんだからよ」
「いいじゃねえか 善は急げって言うだろ」
「まぁな」
2人の冒険者は、嬉しそうに門の外に出て剥ぎ取りを開始しようとしたが、
「おい、数が減りすぎてるだろうが! しかも残っているのなんか損壊激しいやつしかねぇじゃねえか」
「おいおい、どうなってんだよこれは」
『ドンドンドン』
「おいヤバそうなのが聞こえるが…」
「このパターン的に考えられるのはまた、魔物の襲撃だ」
「急ぐぞ まだ勇者達もいる筈だ 今回もなんとかなるだろうよ」
「本当に運がいいのか悪いのか」
この2人の冒険者によってことは速やかに伝えられた。
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ー前に集まった会議のメンバーー
「あ〜皆 昨日今日で本当に申し訳ないんだが、
また、戦闘のようだ」
「また、ですか…」
「またか 昨日のやつであの馬鹿ども酔い潰れていなかったらいいんだがな…」
「だが、今回の相手はまだ楽だぞ 魔物の殆どがアンデット系の魔物だと言う話だ」
「なら取り敢えず、俺は教会に行ってありったけの聖水貰ってこよう」
「あぁ、頼んだぞ アンデットは聖魔法が最も苦手だ、なので今回も西園寺にも戦ってもらうつもりだ 西園寺…できるか?」
「…はい 頑張ります」
「ならば今回はこれ以上特にない 全員聖水をもらい次第持ち場についてくれ 以上だ」
「「「「おう」」」」
「お疲れ様です」
「おう お疲れ」
「……あの、ラインハルトさん」
「ん? なんだ?」
「今回の戦いは……」
「確実に黒幕がいるだろうな それも相当強力な
奴がな まぁ、仕方ない取り敢えず黒幕は置いといて、お前はお前がなすべきことをなせ」
「わかりました では、また後ほど」
戦場には昨日倒した半分以上の魔物がアンデット化している。
やはり、人為的に作られたものなのだろうか?
「いや、その話は後だ 西園寺さんやろうか」
「うん わかった はぁ〜神の息吹」
そう言うと、後方からそよ風のような風が吹く。
あんまり強そうじゃないけど威力は今アンデット化した魔物が殆ど死んだ。
死んでいるのに死んだと言うのは変だけど浄化されていった感じだ。
「さすがだね この数一瞬って」
「う〜ん 多分神の息吹はあんまり数関係ない気もするけど」
「まぁ、あとは任せてくれ」
「じゃあ頑張ってね」
「おう!」
普通の魔物は数は10体ぐらいしかいない。
数が少ないのであれば大丈夫だろうと思い、魔物の討伐に向かう。
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