狩り
短め‼︎
そして、朝がやって来た。
眩しい陽が苦手なのは吸血鬼になる前から変わらず健在だ。
あの頃は典型的な昼夜逆転生活だったから。
朝家を出るたびに目が焼けるかと思った。
朝ごはんは、パンとジャムそれにスープだけの簡素なものだが普通に美味しかった。
「じゃあ、ランク上げ再開しようか!」
「うん!」
ちなみに昨日寝る前に元の女の子フォームに戻しておいた。
一応泊まるときに見せた姿じゃないと違和感しかないしな。
「ごちそうさま! ルーちゃん後よろしくね」
「はーい! いってらっしゃい」
今回は絡まれる事もなく素直に、ギルドまでやってくることが出来た。
それにしても眠い。
「あれ? 思ったより人少なくない?」
「えっ? 当たり前じゃない もう昼前なんだから」
そういえば、食堂にも人が少なかった気がする。
寝ぼけててあまり気にしなかったけど。
「しっかし、ロクな以来残ってないな」
「そりゃあ 依頼の争奪戦から時間が経っているし、そもそも昨日見た時も大したのなかったじゃないの」
「そりゃそうか」
「残り物は…ゴブリンの巣の壊滅 下水道に住み着いた魔物の駆除、フリー討伐、薬草採取、
公共墓地の除霊 荷馬車の護衛……ロクなやつ残ってないね」
「昨日みたいに適当に狩りしたらいいんじゃない?」
「じゃあそうしよっか」
「行こっか!」
門を出て歩いて20分ほどするとと、昨日行った森の中に入れた。
昨日は暗くてあまり気にして無かったが、森の木が一本一本高さ50メートルぐらいあるように見える。
なので、森全体が日の光が差しにくく薄暗いイメージが湧き立つ。
探知魔法を使ってみると昨日あんなに倒したに、もう既に昨日よりも1.5倍程の魔物の数になっていた。
なんでだ?っと思いながら散歩……もといい狩りを始める。
と言っても、その辺歩いて手当たり次第に殺しているだけなんだけどな。
今日も昨日と同じような魔物しかいなかった。
強いてゆうなら、女郎蜘蛛という蜘蛛系統の魔物のトップら辺にいるような猛者が昨日はいなかったのに今日は、見かけるようになった。
なんでこんなに急に魔物の増えたりしているんだろう?
マジで女郎蜘蛛は、木の上の方に広範囲で蜘蛛の巣を張っていて上から音もなく降りてくるから、気づいたら後ろにいて、ビックリして惨殺してしまった。
蜘蛛の巣を見たら1〜2mサイズの魔物が貼り付けられていて、気持ちの悪い光景を見てしまった。
さらに、ぶらぶらしていて適当に狩りをしていたら、魔物がとある一つの場所に固まっているのを確認した。
しかも、その中心には人型の影があった。
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