脱獄ー❸ 戦力増強
今は、10階層のコロッセオの中真ん中にたたずんでいる。
理由は、一つ今から召喚魔法を使用して仲間を増やすのだ。
今回召喚するのは、オーガとフェルリンだ。
理由は、オーガは近接戦闘に向いているし、フェルリンは、移動用として召喚することにはした。
「召喚魔法 オーガ召喚」
そういうと、白と黒の水晶が光った。
どうやら、魔力に応じて強いモンスターが召喚されるようだ。
そして、莫大な魔力を使って召喚されたオーガは、身長140センチぐらいの幼女だった。
ツッコミどころが多いすぎる。
まず、オーガていうのは、男じゃないのか?
しかもなんで、幼女だった。
服は着物でなかなか似合っている。
「あなたが、私の主人なのでしょうか?」
内心驚いた! オーガって喋るのかよ!今思い返せば、あの梟も話してたな。
「あぁ そうだ、取り敢えず君の名前を教えてくれ」
「かしこまりました。私はクイーンオーガのローズといいます。
末永よろしくお願いします 主人様」
そう言ってローズは、礼儀正しくお辞儀をした。
内心ほんとにオーガなのかとと思う程可愛い子だ。しかし、闘えるのかどうかが重要だ。
闘えない奴と契約する気はない
「お前は、闘えるのか?」と聞いてみると
「一応、人間でいうところの英雄ぐらいには、闘えますが、 力が足りませんか? 申し訳ありません」
いろいろツッコミたいがそれを堪えて
「OK なんの問題ない」
マジでビビった、この子がそんなに強いとは、思えないが実戦で分かるだろう。
そして、武器はこの前手に入れた短剣を渡しておいた。
すると、武器が大剣の形に変化した。
大きさが身長と同じだったので使えるか、心配だったが、平然と素振りし始めたので、問題なさそうだ。
ローズが素振りしているのを横目に俺は、フェルリンを召喚し始めた。
「召喚魔法 フェルリン召喚」
フェルリンはローズと違って魔法陣が展開されてその中から、一匹の狼が召喚されその姿を現した。
こちら、ローズと違って話さないらしい狼が話したら変だしな。
ローズと違って名前がないので、仕方がないので名前を付けた。
「 契約魔法 フェル」
契約するとフェルは、さながら子犬の様に俺に甘え出した。
狼の威厳は、どこかへ行ってしまったらしい。なんか、悲しいな…
こうして、二人の仲間を増やして、再び下層を目指すことにした。
なあ階層が余りにも広いので、さっき発見した召喚魔法の蝙蝠呼び出すやつで、階段を探すことにした。
また、脱獄を目指して頑張り始めた。
次回 ローズとフェルの戦闘!!!!