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2学期 文化祭準備です

2学期開始です。

2学期といえば文化祭とクリスマスパーティーですかね。

ゆっくり進めていきます。


感想ありがとうございます。創作意欲につながるのでとても嬉しいです。

2学期になりました。宿題はすぐに終わらせていたからのんびり過ごすことができた。

夏休みはある意味で疲れた。

悠里と遊んだのはまあいい。ただ花火大会と遊園地は疲れた。

それ以外にもなぜかちょいちょい2人が居合わせることがあったな。

あれは今後勘弁してもらいたい。次からは誰が一緒にいるか確認しようと思うけど、約束や呼び出しの時点ではいないから回避不可イベントのようだった。

夏休みといえば母が言っていた。


『雪ちゃんが友達と遊ぶなんて。お母さん嬉しい』


本当に嬉しそうだった。

中等部の時のことを思い出してみたけど、普通だったと思う。

ああ、友達と遊ぶことはなかったか。

前世の記憶のせいで、少し性格が変わったのかもしれない。

昔から記憶があったが気にしていなかった。高校に入って、どこかを自覚した時に前世の性格が出たのかもしれない。

実際、中等部からの友達には少し変わったと言われる。


私にはよくわからない。でも、母が嬉しそうだからよしとしよう。

そして2学期も何事もなく過ごしている。もちろん、なんの進展もない。

進展がないのはまあよしとしよう。ただ、この状況はやはり打破したい。

私は裏方でいい。

悠里とメイド服を着て、採寸合わせと手直しをクラスメイトと相談しているこの状況。

話は少し前に遡る。


2学期が始まって間もなく、文化祭の話し合いになった。

クラス委員が司会をし、スムーズにクラスの出し物が決定していく。

うちのクラスは喫茶店。

女子はメイド服、男子は執事服での接客が決定した。喫茶店というくらいだからもちろん裏方も存在する。

料理や片付けなんかが裏方の仕事。

接客をするのは所謂容姿のいい人たちだ。

クラスの目立つグループの女子やカッコいいと言われる男子は優先的に接客へ回る。

悠里はもちろん接客組だ。あの我妻晴樹の隣にいても見劣りしないから当然だろう。

私は裏方に立候補する…予定だった。


「じゃあ、並木さんは接客ね」


話し合い中、接客メンバーに悠里が決定した。


「はーい。あっ、雪ちゃんも一緒にお願いします」


そんなことを悠里がいうものだから、場違いの私が接客組に回された。

接客は女子が多い方がいいだろうとのことで特に反対意見は出ずに決定した。

反対意見がでるはずがない。

人が多いと、いうことは休憩も長くとれる。遊びたい盛りの高校生だ。中には別の高校生との出会いや彼氏、彼女と学園祭デートなんてのもあるだろう。

私のように1日中空いてる人は喜ばれる。

でも、私に接客……。

できるのだろうか。


「もう少しスカート長い方がいいかな」

「でも、あんまり長すぎるのも」

「エプロンにフリルつけたらどうでしょうか」

「雪ちゃん、それいい!」


悠里のせいか、クラスメイトは私のことを『雪ちゃん』と呼ぶようになった。

なんだか照れ臭い。


「雪ちゃん、時間同じにしてもらおうね」


悠里が誘う。

私はいいけど、悠里はいいのかな。

きっとまたあの2人が誘いにくるのでは?

当日になるまでそれはわからないけど、私は一緒にいていいのだろうかって気にしてしまう。


文化祭の準備が着々と進んでいる。

エプロンにフリルをつける作業を行いながら世間話に花が咲く。

話題は専ら男子の話題。

彼氏が欲しい女子生徒は多い。

もう高校生だしね。

なんだか、高校生らしくて自然と顔が綻ぶ。

楽しい。

こんな時間さえもいとおしい。

目立ちたくはないけど…。


文化祭まであと一週間です。

次の更新は1月に入ってからだと思います。

お待ちしてすみません。楽しんでいただけると幸いです。

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