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いじめられっ子は勇者らしい。
やってしまった。
後悔後先をただずというやつだろうか。
「へぇー、光属性なんだ」
「「そうなんだ」」
「えへへ、」
というのもまあとりあえずこの子はいじめられっ子だ。そこはいい、処刑ルートを回避するためだ。いままでやって来たのを、改めて、いい子アピールをしなければ!
「他には?」
「えっと、時空魔法?があるね」
「「「はぁっ」」」
「他にも初級属性なら全部あるよ。」
「まさか、何かお告げのようなものを受け取った?」
「ああ、そういえば、女神?が「魔王軍と戦い、魔王を討ち、この世界を平和にしてください。」って言われたけど」
バカなのかこの子は、
「それがお告げじゃないの」
「そうかも」
もしかしたら、いままでの私はとんでもないことをやらかしたような、
「どうしよう、ラナ様」
「どうもないわよ」
「「えっ」」
まあこの子相手なら簡単だ
「私たち、いままでのことを水に流して、お友達になりましょう」
「「はっあー」」
「わーいお友達が出来た〜、貧民街から来たから、友達がいなかったんです」
「「ええぇ」」
この子絶対、精神年齢が低い、なぜだ‼︎