ごめんね父さん
その後、何故か僕はプニちゃんとデートする事になりました。
プニちゃんから「ユヅ、折角会えたことだし。ちょっとプラっとしない?」と誘われました。正直まんざらでもなかったので、「ほんのちょっとだけなら」と思ったのです。
プニちゃんは、僕の父さんの友達という情報以外は殆ど何も知りません。
僕はプニちゃんからの話を、全て「知ったか」で対応する事にしました。
プニちゃんの事を傷つけてはいけないし、また父さんの顔に傷をつけるような事をしてはいけないと思っていました。
「そういえば、ユヅ。この前の大会凄かったわよ。
世界最高得点だったそうじゃない!スポーツ新聞は全てユヅのアップばかりだった・・・。これは、凄い偉業よ!スケート界に新たな革命をユヅは巻き起こしたのよ!」
と、プニちゃん興奮ぎみに語るのですが。
僕、何の事かさっぱりわかりません・・・。最高得点って何?それ、美味しいの?
プニちゃんの話によると、どうも僕の父さんが人間界でフィギュア世界最高得点を叩き出したそうです。
プニちゃんからすれば、僕=ユヅ(父さん)な訳です。
でも、僕は父さんではありません。あくまで喪女である母さんの煩悩から産まれた化身です。
「ああ・・・あの時は大技にチャレンジしちゃってね・・。正直ダメかもと思ったけど、成功したもんだから・・・でも、まさかこんなに凄い得点が出るなんて思いもよらなかったんだ・・・」
と、父さんになりすましてデタラメを話す僕・・・。
ああ・・・。父さんごめんなさい・・・。
僕は、父さんの存在を利用して見知らぬ金髪美女にイイ格好しようとしています・・・・。
ユヅ君こんな話に登場させて、すみません・・・




