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筋肉で世界を救う男
高校生・神谷レンは、異世界に召喚された。王も魔法も英雄も関係ない――与えられたのは「己の筋肉だけ」で世界を救え、という使命だった。
目の前に現れたのは、筋肉神殿。中には巨大なバーベル、ダンベル、スクワットラック……異世界のトレーニング器具は全て現実の100倍効果。
レンはまずベンチプレスから始めた。1回、2回……10回……胸筋が爆発的に膨らむ。腕も肩も背中も太くなり、全身が鋼鉄のように硬くなる。
突如、魔物が現れる。しかしレンは動じない。
「これが……俺の筋肉パワーだ!」
胸筋で衝撃波を放ち、腕力で魔物を投げ飛ばす。腹筋で地面を割り、脚力で空を跳ぶ。すべて筋肉で解決。
村人たちは驚愕する。
「魔法も剣もいらなかった……筋肉こそ最強……!」
レンは筋肉の力で次々と難関を突破。
城を持ち上げ、山を押し倒し、海を越える。
そして最後に王の前で立つレンの姿は、もはや人間を超えた筋肉そのものだった。
「これが……筋肉の神力……!」
世界は救われた。魔法も英雄もいらない。筋肉だけが、この世界を守ったのだ。




