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【プロットタイプ】匂い

作者: 秋暁秋季

注意事項1

起承転結はありません。

短編詐欺に思われたら申し訳御座いません。


上手い回答が出来ない人間なので、感想欄閉じてます。

これは読者様の問題ではなく、私の問題。


詳しく知りたい方は代表作の『作品と作者の注意点』に書いてあります。


注意事項2

恋愛です。R15です。

苦手な方はご注意下さい。


旅行先で寝られないのは、枕の匂いが違うから。

鏡花に言わせると俺は髪フェチであるらしい。その事に関しては薄々自覚はしている。常日頃から触れる部位は言うまでもなく頂点を見る時に不可欠なのも、やはり此奴の髪が引き金となる。

だが鏡花の方もフェチがある事は言うまでもない。


鏡花が人間に強い興味を示す部位は『目』である。それは本人も自覚している様で、『好きなタイプはジト目か切れ長の、目元の涼しい人』を上げている。

見られる事が好きなのだ。あの自身の情を促す目に自分を映される事が好きなのだ。

だから夜を共にする時も、鏡花が主導権を握る前戦も、行動を目に焼き付ける様に眺めるのが常である。

故に今日もそうして、俺の上で好き勝手に暴れ回る鏡花を静かに眺めていた。気まぐれに戦慄きながら、肌を斑の薄らとした斑色に染めて、ただ悦に浸る。そうして全てが終わった後、俺の顔横に自分の顔を埋めた。

「……瑠衣たん」

何だ。

「この行為、不毛だと言っていたよね」

「当たり前だろ」

欲に身を任せる事には百歩譲って目を瞑る。だが全てが終わった後に倦怠感を訴え、剰え数日に渡って腹痛で駄目になる行為の、何処に意義があるのか。自傷行為に他ならない。

だから不毛なのだ。実りがある様でない。何も得られない。

それでも付き合ってしまうのは、静める前のもどかしい姿に、何処かしら同情しているからかも知れない。

「……じゃあ、お布団交換しない?」

「何故?」

「瑠衣たんの匂い、落ち着くから」

手探りで蹴り飛ばした羽毛布団を引き寄せて、よたよたと自らの顔付近まで持ち上げる。動ける程の気力なぞない筈なのに、此奴は何を求めているのか。

「嗅ぐと、眠れない夜も眠れそうなんだ」

そう言うとそのまま、俺の耳付近に顔を埋めたまま、電池切れを起こす。被さっていた鏡花自身の重みがしっとりと俺の体に伸し掛って来る。

目に対するフェティシズムは有る。が、それだけでは無いことも確かなのだ。匂いに関しても目と同様に強い執着を持っている。

愛欲も、フェティシズムも、男性の方が傾向が強いと聞く。その部分だけ切り取ると、非常に男性的ではある。

「犬か」

俺の独り言はだれに聞かれることもなく部屋に児玉した。軽く髪を撫でながら、俺も瞼を落とす。後の事は明日の自分に任せるとしよう。

最近のなろう様の書籍化作品を試し読みする度に、

『何処までOKですか( 'ω')』

前よりも厳しくなったとご意見見る度に、

『何処までOKですか( 'ω')』


まぁでも、ガチもんはしっかりムーンライト様に投げます。


鏡花の精神的、体質的に『安定する』という事がまずない。

何を取ってもちぐはぐだから、『何をすれば安心安定!!』というのがほぼ無に等しい。

京楽主義に溺れがちなのも、気まぐれなのも、其れが原因。

不安定だから、無になる為に手を染める。欲に奔放。

でも一応理性が働いている時には大人しくしてます。


精神的にも肉体的にも『まだ足りない』と思ってるのに、内部がぐちゃぐちゃで話にならない。

だからずっと全てに置いて満足する事が出来ない。

そんな感じ。


我慢が滲み出ると瑠衣的にチップを払いたくなる。

人間の善性が大好きな瑠衣だから、『良いもの見れたから、駄賃やるよ』みたいな感じ。でも不毛だよね。


『目』がフェチだし、それも否定してはいないけど、『匂い』も重要なファクターという話。

眠れないって、結構致命的なものじゃない?

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