75 レスカトルとの戦い
そんなこんなで、風の竜や光のフェンリル、闇属性のガーゴイルなどを俺たちは開発し、ますます都市としての戦力を上げて行った。
しかし、同時に、レスカトル国との戦いが始まろうとしていた。
その日、急遽リナナ城へ呼ばれると、アイリーさんとネックスが真剣な面持ちでいた。
「とうとう全面戦争の時が来たぞ…」
ネックス。
「敵はこのアイラッシュ国を全方位から囲んでいるみたいよ。
敵の手としては、今のところ魔法爆弾、魔法銃、魔法毒ガス…
そして、魔法強化された強力なモンスターよ。」
アイリーさんが説明する。
「兵器の方が気になりますね。
魔法強化されたモンスターは、虹色作物を食べさせたモンスター達で撃退できる…かもしれませんが…
魔法毒ガスなんて撒かれた日にはどうしたもんですかね…?」
俺。
「大元の魔法毒ガス装置を破壊するしかないわ。
ネックス、ミサイルの準備は?」
アイリーさんが尋ねる。
「出来てますよ。
こっちだって、強いんだと見せつけてやりましょうよ!」
ネックス。
そうして、アイラッシュ国対レスカトル国の戦いが始まった。
俺はギルドメンバーと戦闘用ゴーレム30体、それから、モンスター軍を連れて戦地に向かった。
ネックスのミサイルやマシンガンの爆音が響き、俺もモンスターとゴーレムを解き放ち、ギルドメンバーにも指示を出した。
魔法強化されたモンスター達はかなり強いが、こちらも虹色作物でかなり強化している。
モンスターは互角の勝負を繰り広げた。
そこに戦闘用ゴーレムが参入し、僅かにこちらが押し始めた。
魔法爆弾が飛んできて、5メートル先を吹き飛ばす。
だが、俺は都長として逃げる訳にはいかなかった。
ギルドメンバーが敵陣に斬り込んでいき、敵の将達の首を取った!
段々とレスカトル国は俺たちアイラッシュ国に押されていき、ついに前魔法使いが現れた。
モンスター達とゴーレム達、そして、ギルドメンバーが取り囲み、襲い掛かるが、全魔法使いは得意の魔法で応戦する。
しかし、ロアが背後から空気化で腕を移動させ、全魔法使いの心臓を貫いた。
全魔法使いは、俺たちを睨みつけながら、地に伏していった…
「勝ったぞーーーーーー!!!!」
ロアが言い。
みんなが勝鬨を上げる。
こうして、レスカトル国はアイラッシュ国の属国となり、平和条約を締結させられた。
こうして、俺たちの日々にはまた、平和が戻ったのだった。
俺たちの都市づくりは続いていく。
end…♡
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