56 この種は…!?
そうして、お互いに技術提供し合った結果、Earthとフリーダムはさらに栄えた。
Earthはだいぶハイテクになった感じだ。
その日、俺はなんとなーく、エブリファーム区で野菜を収穫するという都長らしからぬ仕事をしていた。
たまには土と触れ合わないとねー!
と言う訳でみんなと一緒に汗を流していたら…
すると…変な種を複数見つけた。
すぐに、種研究ガーデンに向かう。
「ターナ!
この種何か分かるか!?」
「これは…!?
骨つき肉の種!」
ターナが言った。
骨つき肉の…種…?
じゃ…
「え、じゃあ、植えたらもしかして…」
俺。
「恐らく…」
ターナ。
俺たちは早速他の種とブレンドして植えてみた!
すると…!
「うぉぉぉぉー!
豚かたロースだ!」
「こっちは、牛ヒレ肉ですー!」
「これ、鶏胸肉じゃん!」
俺たちは興奮気味に言う!
これは…!?
野菜に魚に肉!!!
もう、街に買い出しに行かなくて良い!
自給自足生活の完成だ!!!
と言うわけで、早速畑を一面増やして肉畑を作ることになった。
俺は相変わらず土にまみれて、畑を耕した。
「都長、ここに居たんですか!?」
カイがやってきた。
「なんだよ?
これも仕事の一環だぞ?」
「いえ、それは良いですが…
書類のサインもしてもらわないと…
アパートC棟とD棟が完成したので、入居者を選んだ書類です。
僕が一応かなり絞っていますが、あとはエイトさんのサインをお願いします。」
カイは言う。
「へぇ。
アパート完成したのかぁ。
そりゃ、急がないとなぁ。
みんな、肉畑の後は頼んだぞ!」
俺はそう言って畑を後にして、シャワーを浴びて書斎の書類に目を通した。
そして、およそ60組の入居者に魔法許可証を出す承認のサインをした。
そして、俺は次の日の構想を練っていた。
次の日は…
そう…
街をあげてのバーベキュー大会だ!!!
俺はカイを呼び出す。
「…という訳で、明日は昼から全店舗休業にして、バーベキュー大会をしようと思うんだ!
だって、採れた肉が勿体無いだろ?」
「はぁ…
よくそんな事だけは思いつきますね…」
カイはため息混じりに言う。
「街のみんなに魔法アナウンス流してくれ。
俺はほら、肉の研究で忙しいから!」
そう言ってカイにアナウンスを任せて、俺はベッドに潜った。
最近も、平和協定やら、技術提供やらで、休む暇もなく働いていたのだ。
明日が昼から休みなら、今日の夜ぐらいゆっくりしてもバチは当たらないだろう。
はぁぁぁあ…
しかし、ネックスと平和協定を結べてよかったよなぁ!
という訳で、みんな!
おやすみぃー!
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