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53 ハートメロンの木

次の日、俺は朝ごはんのフレンチトーストを食べると、種研究ガーデンへ向かった。


「よっ、ターナ!

どうだ、種研究ガーデンは?」


俺は声をかける。


「順調ですよー。

今日は新しくハート型の種と、ダイヤ型の種を収穫しましたよ!」


「へぇ、一緒に植えてみようか?」


「お願いします。

都長がやった方がすぐ実りますからねー。」


ターナ。


「どれとブランドしようか?」


俺。


「木の種とハート型の種、丸い種はどうでしょうか?」


「ふむ。

何が出来るんだろう?」


とにかく俺はその種を植えてみた。


すると!

ハートメロンの木が生えた!


「わぁ!

これ、ハート型のメロンですねぇ!」


ターナが喜ぶ。


「だなぁ…」


「恋人へのプレゼントなんかにすると良いと思いません!?」


ターナが言う。


「そりゃあ、良いだろうな!

よし、果樹園でも作るように言っとこう!」


俺はそう言って、果樹園に向かった。


そこには、トゲトゲ柿やムーンアップル、ドデカ葡萄などが、たわわに実って居た。


副都長のカイによって収穫する人も増員されているようだ。

さすがに、仕事が早いなぁ。


そんなことを思っていると、カイが俺を見つけて声をかけた。


「なんだよー。

ちゃんと、仕事してるぞー?」


俺は言う。


「そんな事じゃないんです。

ネックスさんがお見えです…」


「はぁ?

ネックスぅ?」


なんだか、嫌な予感もする。

まさか、再戦しよう、なーんて言うつもりじゃ…


俺は一応ロアを連れて、門に向かった。

もう、街の門には屈強な門番が居るので、許可証無しには入れない仕組みになっている。


門の外には、ネックスがシィナを連れて立って居た。


「ネックス、何の用だ?」


俺は門から出て言った。


「そうツンケンするなよ。

悪い話じゃ無いんだからさ。」


「?

つまり?」


「お互いの都市を見学しないか?」


「見学…?」


「そうだ、エイト、あんたはおそらく地球図鑑を持っているな?

Earthという名前がそれを示している。

俺は、察知の通り、アメリカ図鑑を持っている。


お互いの都市から学ぶべき所は多い。」


「待ってくれ。


じゃあ、先にお前の都市を見学させろよ。」


「もちろん、構わない。

今から来てくれ。」


ネックスは言う。


俺はカイとロアを連れて、フリーダムに向かう事になった。

たしかに、ネックスが治める12万の人口の都市には興味があった。


フリーダムは鋼に覆われており、門以外から入ると、魔法電流が流れる仕掛けになっているらしい。


なるほど、魔法電流か…


門番は、2人ともピストルを持っており、防弾チョッキも着ていた。

ここまで読んでいただきありがとうございます!

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