第3話 「選択と決断」
謎の襲撃を倒した3人は五十嵐の新居があるという場所へ向かうことに。
そして、そこに着くと岩瀬は郵便受けに入っているあるものに目を向けることに。
五十嵐一行は新居に着くと、なぜか郵便ボックスに1枚の封筒が入っている。
それを岩瀬は目視で確認する。それと同タイミングで五十嵐が発見する。
そして、五十嵐は何事もなかったかのように話を変える。
「ここが新居ですか?」
岩瀬は五十嵐の問いにすぐに答える。
「えぇ。ここが新居ですよ。」
岩瀬は水野にこの中にある封筒について確認をとる。
「水野さん。この中に投函されている封筒ってご存じですか?」
水野はいつ投函されたのかも心当たりがなく、素直に返事をする。
「全く身に覚えがありません。」
「中に入って確認してみようか。」
「わかりました。」
五十嵐一行は新居の中に入る。
「さて、まず今の状況を整理しようかね。」
岩瀬の呼びかけに2人は応じて話の整理を始めた。
「今朝のあの電話の相手たちはいったい何者なんですか?」
「彼ら(相良)たちの手下みたいな感じの奴らだと思っていい。」
「なるほど。」五十嵐は納得の表情を浮かばせる。
こうして、ものの30分ほどで話の状況が整理し、岩瀬は五十嵐にある問いかけをする。
「さっきこの郵便受けにこれが入っていたんだけど、心当たりはないか?」
岩瀬は五十嵐と水野に向けて言うと、スーツの内側から1枚の封筒を取り出す。
「これですか?」
「あぁ。そうだ。この封筒だ。」
「とりあえず中を開けるぞ。」
「わかりました。」
手紙にはこう書かれていた。
「はじめまして、五十嵐琢磨くん。私は君の父親の五十嵐敦史です。
このような形での久しぶりの連絡になってしまい本当に申し訳ない。
さて、話の本題だがこの手紙の読んで間もなくしたら彼らの手先がこの家に来るだろう。
今、君のそばにいる岩瀬公安部長には先ほど匿名のメールを送らせていただきました。
岩瀬君は息子を連れて金沢の隠れ家まで来てほしい。そこで詳しい話は説明をする。
それでは、また金沢駅で会おう。よろしく頼みましたよ岩瀬君。」
3人はこの手紙を読むとなぜこの場所が五十嵐琢磨の父親にバレているのか、そして
彼等の存在に思わず疑問の表情を隠し切れないでいた。
「それでは、今すぐに隠れ家のある金沢まで向かいましょう。」
「わかりました。」
「了解しました。」
こうして五十嵐琢磨と水野沙羅は彼の父親が隠れ蓑しているという金沢へ向かうのであった。
五十嵐と水野と岩瀬の3人は車で
道中、五十嵐と岩瀬は交代しながら金沢へと向かうのであった。
そして、翌日の明朝に金沢駅に着くとそこには1台のワンボックスカーが目に留まる。