第1話 「誘拐」
電話相手はなんと現警視庁公安部長の岩瀬真一だった。
電話の内容は驚くべきものだった。
電話相手はなんと現警視庁公安部長の岩瀬真一からだった。
「それで、お話っていうのはなんですか?」
「話っていうのは、この会話はおそらく盗聴されているからあとで話すけど、大丈夫?」
「だいじょうぶです。」
「わかった。それじゃ後で話をするね。」
「わかりました。」
五十嵐は電話を切ると、急いで身支度の続きを始めた。
身支度が終わったちょごにまた自宅の電話が鳴る。
リビングまで行き、受話器を取り電話相手に向かって言い放つ五十嵐。
「はい。なんでしょうか?」
「もしもし、五十嵐琢磨君で間違いないね?」
「そうですけど。どちら様ですか?」
「今から指定するところに30分以内で来い。来なければこの家を爆破する。」
「わかった。」
どうやら指定されたのは東京郊外にあるとある廃工場跡地。
電話を切り、仕事用のカバンをを持ち玄関のカギを占め車が置いてある
駐車場へと急いで向かう。つくと、エンジンをかけて急発進で向かう。
30分後、目的の場所へと月車から降りカギを占めて扉まで向かう。
「なんだよ。こっちは急いで向かってきたのにかぎかかってるのかよ。」
扉にかぎがかかっていたのか開いていないことにいら立ちを見せていると
「それじゃあ。おやすみなさい。」
背後から謎の男の声が聞こえたと同時に
「ドン!」
と頭を鈍器のようなもので殴られ気絶する五十嵐警察官。
目を覚ますと、椅子に固定されていて両手足を縄で縛られていて拘束されていた。
まさに、警察官を誘拐するという前代未聞の誘拐事件が幕を開ける。
「お目覚めかな?」
五十嵐の周りには5人の体格の良い男に囲まれていた。
「それじゃあ。まずは名前と職業を言ってくれるかな?」
リーダー格の男に名前と職業を言えと言われる五十嵐。素直に答えていく。
「名前は、五十嵐琢磨。職業は警察官。」
「よくできました。ホントは所属まで聞きたいところだがまあいいや。」
名前と職業をこたえるとなぜか褒められた五十嵐。
「今から質問していくからちゃんと答えてね。」
「わかりました。」
五十嵐に対するリーダー格の男の質問が始める。
「この男を知っているか?」
男の部下の一人がとある写真を五十嵐に見せる。
その写真に写っていたのは実の父親で現在行方不明となっている五十嵐敦史だった。
「知りません。」
「嘘をつけ。」
五十嵐の答えに疑問に思ったのかリーダー格の男が目配せをすると部下の一人が顔面を殴る。
「痛ってぇな。」
五十嵐は一言発し終えるトタンをリーダー格の男に向かって吐き捨てる。
「おい。貴様俺に向かって何吐き捨てやがった!」
激高し、自ら五十嵐の顔面をすでに手にはめていた「メリケンサック」のついた右手で殴る。
「またかよ。いい加減。なぜ誘拐したか話したら?」
質問を投げかけるが、聞く耳を持たないのか無視をする。
「さっきの質問の答えだ。この男を知っているな。」
「あぁ。俺の父親だ。行方を知らないがな。」
「そうか。ならいい。次の質問だ。」
「手紙が入っていたそうだな。何が書かれていた?」
「それは極秘だ。てめぇらでも教えてたまるか。」
「そうか。なら死ね。」
「あばよ。」
五十嵐は激しい拷問の末意識が飛びかけそうになったその時だった。
「警察だ。今すぐその彼の身柄を引き渡してもらおうか。」
なぜか、五十嵐自ら読んだわけでもないのに警察がやってきたのだ。
「チッ。」
リーダー格の男が舌打ちをするとそばに止めてあった
1台のワンボックスカーに慌てて乗り込み倉庫のドアを突き破って走り去っていった。
「大丈夫ですか?五十嵐琢磨公安警察官。」
「大丈夫?琢磨君?」
駆け寄ってきたのは先ほど電話をしていた岩瀬公安部長と彼女の水野沙羅だった。
そこで激しく殴られた影響で気絶する五十嵐。
第2話 「現れる2人の影」
慌てて救援に来たのはなぜか公安部長の岩瀬真一と彼女の水野沙羅だった。
五十嵐の救出が無事に終わり、岩瀬と水野から衝撃の事実と提案がされる。
その事実と提案に思わず開いた口が塞がらない五十嵐だったが、下した決断とは?




