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真相〜明かされる過去と消された真実~  作者: ヤナギ / Yanagi
第3章 「消された真実」

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第8話 「逃亡生活」

敦史のメールで新たな隠れ家にやってきた3人。



そこで作戦会議とまではいかないが簡単な話し合いが行われ・・・。

令和7年に石川県で起きた「石川県警察官襲撃事件」から数日後・・・


五十嵐琢磨・水野沙羅・岩瀬真一は事件の首謀者として指名手配されていた。


そして、3人はあの事件の後地下通路から脱出して


そのまま公安が所有するもう1つの隠れ家にしていた場所に訪れていた。


そこには食料は数日分備蓄してあり生活は問題ないようだ。




「岩瀬さん、この前の指名手配の件なんですけど・・・。」




琢磨はあの指名手配についてずっと疑問に思っていたことがあり


何かしら知っているであろう岩瀬に尋ねていた。




「そうだね。前に会った佐久間本部長は覚えているね?」




琢磨は記憶をたどりどの顔でどの声なのかを探り見つけたようだ。




「はい。覚えています。その方がどうかしたのですか?」




「今は行方不明となっているがあの事件の直後私のもとにメールが来て


 『我々が指名手配になったことが決まったようだ。』


 このメールのみでその後は連絡しても一切返ってこなくなったよ。」



佐久間本部長はそのメールののち姿がわからなくなり行方不明となっていたのだ。


石川県警は佐久間本部長を行方不明者として扱いその開いた本部長の穴埋めに


先日五十嵐敦史と戦った一人の出山の部下で井上という人物が着任したのであった。


これは警視総監渡部嘉郎の命令であったことが渡部の辞任後に明らかになる。



琢磨は岩瀬にこれからの動向が気になり尋ねる。



「それでこれからどうするのですか?」



岩瀬はこの隠れ家には車があることを最初に探索していた時に見つけており


その旨を琢磨に伝える。




「この隠れ家には車がある。それに乗って東京の君の家に行って・・・。」




岩瀬の最後の一言に「え?」と思わず言葉が漏れると「思うことがあるなら言ってほしい。」



琢磨はこの家に車があるということと東京の自分の家に行くこと両方に驚いており


なんでこの状況下でわざわざ東京まで戻るのか不思議でしばらく固まってた。


最初に岩瀬が言っていた「わからないことがあれば何でも聞きなさい。」この一言を思い出し


彼にその疑問をぶつけてみるとちゃんと答えが返ってくる。




「はい。俺の家には何もないですよ?現に警察も調べていると思いますから・・・・・・。」




「そう思うのは仕方ないのかもね。君の家には隠し部屋がある。


 そこに君の母親、典子さんが警察と政府の闇について調べていたものがある。」



「わかりました。確かに地下室があるのは知っていますが


 そこはほとんど入ったことがなくて、なんならはいることすら母に止められていましたから。


 ほんとにそこに行っても大丈夫なのでしょうか?」



岩瀬は琢磨の不安そうな表情をくみ取って安心させるために少し間を開けて


琢磨の肩を「ポン。」と優しく手を置くと


一言だけ言ってその場から立ち去りどこかへと消えてしまった。



「そこに行きましょう。」



「わかりました。すぐに水野にも声をかけて準備します。」




場面は変わり、琢磨は水野のもとへと駆け寄りこれからのことを話そうとしていたのだが、


眠っていて話すのを諦めようとしてたのだが


少し体調が悪くて眠っていた水野は起きて状況を琢磨に聞く。




「琢磨くん?」



琢磨は水野の体調のことを気遣い声をかける。




「沙羅。体調は大丈夫?」



「えぇ。大丈夫だよ。今からどこに行くの?」



「俺の家に行く。そこに何かがあるみたい。」



「へぇ~。そうなんだ。」



水野は琢磨の家に行くことになぜかあまり興味を示さずに適当な返事をする。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

「えぇ。〇〇。彼らは五十嵐くんの家に行くらしいよ。」



「そうか。すぐに手配する。ありがとう。また頼むよ。」



「わかった。」



謎の人物は誰かに電話して琢磨の家に行くことを伝える。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


さらに数日後・・・ 3人は東京にある五十嵐琢磨の家に着く。


3人は車での移動ですっかり疲弊しており戦う気力などほとんどなく


岩瀬に至ってはあの事件からほとんど眠っておらず満身創痍な状態だ。


琢磨の家の近くまで行くとそこにいたのは複数の警察官で


家の玄関には規制線が張られており立ち入りが禁止されていたのだ。



「え?岩瀬さん。眠っているところすみません。


 少し見てほしいものがあるのですが・・・。」



岩瀬は琢磨に起こされて車の窓から琢磨の家を除くと絶句する。




「なんで琢磨君の家に規制線が張られているのだ。」




「わかりません。何者かが先回りをして規制線を張るように指示したか


 この住所は俺の家なのでそう簡単にわかるわけないのですが。」




なんと琢磨が向かおうとしていた家は父親の名義で借りているもので


あの事件の前に名義変更が終わったばかりだった。




「とにかくだ。私の協力者に頼んで入れるように頼んでみるよ。」




「ありがとうございます。ん?」



琢磨は自宅前にいる警察官に見覚えがあるらしく首をかしげる。




「ちょっと待ってください。あそこに立っている警察官。」




「それがどうかしたのかね?」




「俺の警察学校時代の同期で今でも仲が良くつい最近まで


 特に仲が良かった同期数人に飲みに行ったばかりだったんですよ。」




「それは・・・。なんとかできるか?琢磨君?」




「はい。少し待っていてください。」




琢磨は岩瀬と水野に待つように伝えると車から降りて


誰にも見つからないように駆け足で自宅玄関前にいる警察官のもとに駆け寄り


声をかける。




「久しぶりだな。黒田。」




黒田は一瞬誰が声をかけてきたのかわかっておらずその声と風貌で察したようだ。



「え・・・。おいおい。」



続けて黒田が琢磨たちを待っていたかのように琢磨に話しかける。



「琢磨か。待っていたぞ。仲間もいるんだよな?」



「あぁ。すぐそこに車を止めて待っている。中に入らせてくれないか?」




「そうだろうと思って警官は俺一人にしてもらっている急げ。」



琢磨は急な最下位と黒田のやさしさに感動して少し泣きそうな表情で


車へと急いで戻る。



(翔。ほんとに・・・。居てくれて助かった。)



車に戻ると事の経緯を簡単に説明して車を発進させ、琢磨の家の駐車場に車を停める。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

五十嵐琢磨の家 1階 階段下の物置 



「ここに隠しスイッチがある。母親が生前に残していた手紙に書いてあった。


 何があるのかはその時はわからなかったが『いずれわかる。』と言っていた。」



琢磨は岩瀬と水野に地下へと続く階段があることを教え、案内する。


そしてそのスイッチを押すとなにやら扉が開く音がしてその扉を開ける。


扉の先には薄暗い階段が続いており、地下室へとつながっている。


3人は琢磨先頭のもと階段を駆け下りる。


地下室に着くと琢磨は電気の明かりをつけて机の上にあるUSBと資料のもとに駆け寄る。



「これだ。これを週刊誌化ネットに拡散されればあいつらはおしまいだ。」




「琢磨くん。このUSBて・・・。」



岩瀬はこのUSBの存在については琢磨の母親、つまり五十嵐典子が亡くなる前に


電話していたもので渡部警視総監が血眼になって探しても見つからなかったものである。



「そうです。渡部嘉郎警視総監及び現内閣総理大臣の相良直達の癒着問題。


 そしてこの国の闇の部分がすべて載った最強の切り札です。」



「そんな大事なものがこの家の地下室にあったとは。」




「今まで黙っていてすみません。家に地下室があるってことだけ知らされていたので


 まさかこれがあるのは知らなかったので恐らくそうだろうと思って言ってみました。」



「私もこれで間違いないと思うよ。」



琢磨と岩瀬の会話が終わった次の瞬間。衝撃の人物が2人に襲い掛かる。

東京の五十嵐琢磨の家に帰ってきた3人は渡部篤郎と相良直達の陰謀を暴くために


極秘資料を手に入れ、反撃の準備をすることに。

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