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第五話 エルフの実力 [修正版]

しばらく動けずにいた

なんせ突然だったから、

状況を整理……するまでもないがこれはひどいし、ヤバいのでわ


どんな結果だったんだよ教えてくれたっていいのに、

あの召喚師ふざけやがって!

ん?靴に何かついてる?と言うより靴からでてるぞ?

靴を脱ぐと足首辺りに紐のようなものがあった

「何これ足に紐が絡み付いてる?」

銀色の紐みたいなものがくっついていて

それが城の中へ続いていた

この紐の先はいったいどこに繋がっているか……

 

 紐の先はイータの手の小指についていた

この糸を使いケーティの状況をすべて把握していたのだった

「ケーティちゃんが追い出された!!」

急いでイータは召喚師の所へ行った

そして、おもっきし扉を開け、机を叩き、召喚師にいい放った

「どうして追い出したの!!」

「なんだ貴様!!」

「何で追い出したのか聞いてるの」

「ふん、たかがメイド一人に言ってどうする貴様は確かあいつの付き人だったな?」

「そうよ!」

「そう騒ぐな、ヤツの適正に問題があったまでだ」

「な、何が出たのよ」

「それを貴様に言ってなにになる?」

召喚師はやれやれといった口調でいる

「知る権利ぐらいはあってもいいんじゃなくて?」

「貴様誰にものを言っている!」

「小国のお偉いさん」

「私をバカにしているのか」

机を強く殴り付け言い放ってきた

この程度でビビる私ではない、それにカードはこちらにある

「ねぇあなた逆に聞くけど誰にものを言っているの?」

「何を、ただのメイドが」


あまりこういったことはしたくないのだけど

イータは長い手袋を片方ずつとってみせた………

 

「貴様は、あっ、あの7英雄の一人、イータ・メニエスタ!!」

 

腕には等間隔で線が腕を一周するように、

わっか状に書かれていた

右腕に6本、左腕に6本

そして首に1本

これこそ彼女が彼女だとわからせる証拠だ

それぞれの入れ墨には悪魔を使役しており自在に召喚、命令できる

そして、本人の魔力量も並みのものではない


「なぜ、貴様が、禁忌の魔女がここにいる」

「その呼び方やめてくれない?」

「そんなに私、悪い人じゃなくってよ」

机にドカッと座る

「最近、この国であまりいい噂を聞かないものでね、周りの国に攻め入れられてヤバいとかなんとかいって

英雄召喚をし、助けてもらおうって魂胆だったんでしょ?」

「そ、それの何が悪い」

「ここまでは、何も悪くないわ」


巻き込まれた人は気の毒だけど…面倒でも見たあげようかしら…


「でも、あなたたち、国王を言いくるめて、獣人を差別対象にして、少し何かやったら捕らえて実験材料や生け贄にしてたんじゃなくて?」

「証拠がないだろ、戯言を言うな」

「証拠ならさっきの鑑定の儀式の最中につかんだわ」

「なに!!」

「これよね」

イータが出したのは、写真のような紙でそこのは、

おぞましい実験場の数々が写っていた

 キメラにされた獣人や

 薬物実験にされたもの、性奴隷

 召喚の生け贄にされたのであろう

 人間や獣人の肉片が魔方陣の上にのかっていたり

 様々なものが写っていた

 

「念写能力か…厄介な…、誰の命令だ」

「個人ね」

「は?」

「正直、気がつくのが遅かったのは反省してる、でも、この蛮行を許す訳にはいかない」

「何をする気だ」

「国王に催眠の呪いをかけっぱなしでしょ?術者が死ぬとどうなるんだっけ?」

召喚師は苦い顔をする

「…………術が解ける」

「あら、おりこうさん、ちゃんとわかってるじゃない」

「させるか!!」


 鋭い槍のような氷がイータの喉元めがけ飛んできた、

が、イータは、わかっていました、と言わんばかりにあっさりよけ

 次の瞬間には

相手の手足を氷付けにし壁に張り付け動けなくした

「あなたがしてきたこと、許されるものではない、死をもって償ってもらう」

「私を消したところで氷山の一角だぞ」

「あら、そう、あと、これ辞表ね」

「ふん、何を………口を塞がなかったのが貴様の誤算だ!」


 召喚師が術を唱えようとしたその時


 「第3の悪魔、パペッティ!」


 イータの腕から一本入れ墨が消えると同時に、

継ぎ接ぎの人形が現れた

召喚師は恐怖で詠唱をやめてしまった


「パペッティあいつの口結んで」

「は~い」

「やだやめろ、んぎぃぃぃぃ」

 口を針できれいに縫われた、麻酔などないので、痛みは計り知れない

「さぁ、一気に殺すのもいいけど、徐々にね」

「んぎぃうむむむあぁあぁ」

 口を縫われ声にならない声をあげる召喚師、

激痛に涙が止まらなくなっている、恐怖で失禁もしてしまった、彼はこの後どうなるのか知っていた、

過去にイータの被害者の死体を見たことがあるからだ、今回と同じく口を縫われた被害者の……………

「んんぇぇぇんんんぇ、たぁぁずぅげぇふぇげ」

「うるさいわね、あなたが相手にしてきた被害者だってみんな助けを求めたはずよ、でもあなたは無視をした、しっかり償ってもらうわ!」

「パペッティよろしくね」

「は~い、どんな、お人形にしようかな~~~」

「あ~~カカシにしよう~~」

「イータまた後でね~~」

「ええ」

ひらっと手を降り部屋を後にする

「むぅぅんぇえむぇ」


 バタンッ


 無情にも扉は閉められた

徐々にねと言うイータの言葉とは裏腹に

そのあとは早かった

大の字に棒に縛りつけられ、

棒が伸びる度に体が引っ張られ肉がちぎれていく

 召喚師は声にならない声をあげ

体は四散した………

 頭までもが引っ張られ棒に突き刺さったようになっている


「カカシの出来上がり~イータ喜んでくれるかなぁ~~」

召喚師は見るも無残な姿だった、部屋中血だらけである

「うわぁあ血がもったいないよ~ほら、ボクの体においで~」

 召喚師の体から出た血はパペッティに吸収されていった

「部屋に着いた血どうしよ~~まぁいっか、そのままで~」


あとに残ったのは無残な死体と不自然に壁に残った血だけだった


:::


僕はかなり同様していた、紐の先から悲鳴が聞こえたような…

こんな城こっちから願い下げだ!

立ち去ろうとした時だった

「ケーティちゃんまってー」

え?メイド服のイータが追っかけてきた

揺れる胸に目がいってしまったのは男の業だ…

「なんでついてきたの!?」

「あなたと冒険したいから!」

「あ、はい…でも、なぜ?」

「あなたが可愛いからよ」

はぁ~

「なに、間抜けな顔して、そんな理由かって思ったでしょ?冗談半分本気半分よ」

「どういうこと?」

「放っておけない、そう思っただけ」


あ…ありがとう?


「あ、あなたの適正は、闇魔術師とネクロマンサーだったわよ」

また、なんとも言えないものが

でも、なぜ追い出された?

「まぁ、こんな適正この世界じゃぁ珍しいもの」

「というと??」

「魔王か、邪神か、破壊神ぐらいよおそらくこんな適正出るの」


えぇぇ


そりゃ追い出されるわな……

 

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